はるるっぴさんのブログ
世界金融危機の時に起きたこと
素人のひとりごと日記です。
数年前、日本経済新聞社の偉い方が講師の経済セミナーに
休日参加したことがあります。
日経新聞の講師の方が次のように話されたことをよく覚えています。
「今までたくさんの専門家の取材をしましたが、予想が当たらないのです」
「本当に当たらないのですよ~」
「専門家の予想はあたらないということを知っていることは
とても大切です」
といった話をされていました。
今回の新型コロナの問題でも、今年始めの頃
感染症の専門家がテレビに登場して、
「新型コロナウイルス感染症をいたずらに(過度に)
恐れる必要はありません」
「ウイルス問題は3月に終息していきます」
などと言っていました。
そうなりましたか?
そして、今は、コロナ感染症は大変だ~と言っています。
日経新聞の講師の方が言っていたように、
専門家の話を聞いていると真実に近づくことができません。
今日、朝テレビを少し見ていると、例のごとく
感染症の専門家がつまらない話をしていました。
チャンネルをもう1回だけまわしてから、
つまらないテレビを消そうとすると、
国際医療福祉大学大学院 高橋 泰氏が新型コロナについて
話をされているのが目に留まりました。
わたしの考えとほぼ同じような話をされていたので
驚いて最後まで聞きました。
高橋氏の説明を聞いたアナウンサー?の小倉智昭さんが
「この話によると(外出自粛を訴える)小池都知事に
4連休を返せと言いたくなりますね」のような話をしていました。
高橋 泰氏の「感染7段階モデル」は
東洋経済にも記事が記載されています。
参考になると思います(すべて個人的な考えです)
専門家の中にも立派な人がいますが、わたしも含め一般的な人は、
誰が立派な人かわからず肩書で判断しがちです。
政府発表や凡百の専門家の話を鵜呑みにせず、自分で調べると
全く違った真実を見つけることができます。
さて、本題です。
世界金融危機(一般的にはリーマンショックと言われている)のときに
起きたことを振り返ってみると、コロナショックで起きることを
予測するうえ参考になるかもしれません。
リーマンショックのときに世界のマーケットはどうなったのか
簡単に復習してみると
【NYダウ】
2007年10月
14279ドル
⇓
2009年 3月
6440ドル
54.8%下落
【豪ドル】
2007年10月
107.80円
⇓
2008年10月
55.02円
豪ドルから見ると、48.9%下落
【上海総合指数】
2007年10月
6124ポイント
⇓
2008年10月
1164ポイント
80.9%下落
【日経平均株価】
2007年6月
18297円
⇓
2008年10月
6994円
61.7%下落
【ドル円】
2007年6月
124.16円
⇓
2011年10月
75.54円
米ドルから見ると、39.1%下落↓
日本円から見ると60.9%上昇↑(これ重要です)
日本株を保有していた人は、銘柄にもよりますが
半分以上、資産を減らしてしまったことになります。
ただ、その後、株価は上昇したので、
いいモノを持って我慢していた人は助かったと思います。
そして、ほとんどの日本人が投資していた預貯金は円建てなので
円高によって、数少ないプラスのパーフォーマンスでした。
リーマンショックのときは、預貯金をしていた人は、助かりました!
しかし、今回のコロナショックはどうでしょうか?
コロナショックの後、世界大恐慌がくるといわれています。
リーマンショックのときと違い
財政政策も金融政策も限界に近づいています。
そのため、リーマンのときのように
お金をばらまくことが難しくなっています。
スタグフレーションになれば、中央銀行の仕事はなくなります。
それでもばらまきを続ければ、
早晩、通貨の価値が薄まることによる大インフレになります。
(ハイパーインフレになると言っている専門家もいますが、
それは言い過ぎです。安易にハイパーインフレと言っている専門家は
間違っているので、その後の言葉は聞かないようにしています)
前回のリーマンショックのときは、
預貯金をしている人は、円高で助かりました。
(円高で助かったと実感している人は少ないかもしれません)
そのため、資産の多くを預貯金している人にとって
今回の危機をリーマンショック以上と言われても
リーマンのときに、マスコミが100年に一度の危機と大騒ぎしたけれども
たいした影響はなかったではないかと考え
今回もなんとなく大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。
(心地よい無感覚から目覚めない人たち)
しかし、今回は2013年からスタートしたアベノミクスによって
黒田バズーカ砲によって大量にお金をばらまいたので
リーマンのときのように円の独歩高にならないと思います。
ドルが弱くなり、その結果、円も弱くなり、ユーロは崩壊し…
あまり良いシナリオを想定できません。
コロナショックをきっかけにバージョンアップして再来する
世界大恐慌、世界金融恐慌では
リーマンショックの時に助かった人も助からない可能性が大きいです
日米欧の中央銀行がメチャメチャな金融緩和をして時間稼ぎをしている間に
これからくる危機に備え、準備をすすめてもよいかもしれません。
リーマンショックの時と違い、
なにもしないことがリスクになるかもしれません。
コロナコロナと専門家が騒いでいたときが懐かしくなるでしょう。
「あの頃は、まだよかった~」
免疫力を持っている日本人にとって
新型コロナは言われているほど、恐ろしい感染症ではなかった。
それより金融・経済が恐ろしいことになっていることを
教えてほしかったと思う人が出てくるでしょう
(そのときは、もう手遅れ)
特に預貯金がたくさんあるから安心と思っている人
金融機関の人に、投資信託を勧められて、
おすすめの投資信託に加入したので安心と思っている人にとっては、
残念な結果になるでしょう。
今起きていることは
「ペパーマネーが危なくなっている」
(信用通貨に対する信用がなくなっている)ことです。
通貨の発行体が、異常に大量に通貨を発行すると、何が起きるのか
歴史を学べば、よく似たことが何度も起きているのでわかります。
『スーパーバブルが崩壊する』
その時期がわからないだけです。
将来、何もかも終わってから金融・経済に疎いNHKが
バブル崩壊のドキュメンタリー番組などを作成して報道するのでしょう。
…
中立の立場の信頼できる立派な投資アドバイザーを見つけ
適切なアドバイスをうけるのもひとつの方法ですが、
あまりいないので見つけるのは大変かもしれません。