パプリカパウダー

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パプリカパウダー

ある書籍に必要と書いてあって、どーしても欲しくなった。
スパイスが豊富というイメージのあった近所のクリエイトへ向かった。
寒川にあるオートバックスと土地をシェアしているクリエイトは、
コロナ騒ぎで夜8時までの営業だった。その5分前に着いた。

店内には、なぜか妙に可愛い10代から20代とおぼしき女性スタッフばかりだった。その内のひとりに売り場を訊いて、目的だったクミンシードを探す。
しかし見当たらず、その代わりにやはり欲しかったパプリカパウダーを買ったのだった。量が少ないとはいえ、異様に安かったので驚く。それはそうと今後、この店には足繁く通ってしまうような気がしないでもない。

   *

その後、24時間営業の西友に向かった。
やはり、どーしてもクミンシードが気になる。
しかし、あったのだが、クミンシードだけがすべて売り切れになっていた。

   *

なにゆえにスパイスを探しているのかというと、
以前買いそろえておいたスパイス類が期限を迎えつつあって、
もったいないので再びスパイスカレーを作ろうと思ったからだった。

同時に、たまたま買った書籍が、インド人シェフとその顧客だった日本人の共著なのだが、「ホントウのインドカレー」について言及されており、再度チャレンジしたくなるような説得力があったからなのだった。そのインド人シェフは横浜市都筑区で実際にインド料理店を営業しており、その内容は想像しているよりも遙かに深いものがある。また、日本語も堪能らしく、日本とインドのカレーの違いなども、実に適切な比喩を使って説明してくれる。専門のブログも書いているし、料理教室もやっているという。スパイスカレー初心者にとっては、目からうろこ的な内容で充実しているのだ。

その筆頭が、タマネギは茶色になるまで炒めなくても美味しいカレーが出来るという点。また、スパイスと具材の適切な関係、たとえばジャガイモとクミン、これはイロハのイなのだという。そういえば、別の書籍でもこの組み合わせをみたことがある。インド人は具材に合わせて適切なスパイスを組み合わせるのが日常なのだという。スパイスを入れればイイってもんじゃないという加減具合が、新鮮だったりする。

そういう具合なので、この書籍で紹介されているレシピで使われるスパイスは多くない。パウダースパイスだと、パプリカパウダー、ターメリックパウダー、カイエンペッパー、ガラムマサラが中心となっている。クミンはシードのものを使用することが多く、なので探していた。しかし今回は入手できなかったので、期限切れになりそうだったクミンパウダーを使用した。

カレーだとオイラの気に入らないトマトが入っているのが難点だが、つくりかたの序盤をみると、ほとんどトマトベースのパスタソースと変わらない。
オマケにタマネギを茶色になるまで炒めなくてイイというのだから、チャレンジしてみる気になったのだった。

ニンニクとショウガは、思いのほか多めに使うと感じた。ニンニクを細かくして、ショウガの方は少し大きめのみじん切りにするのがポイントとある。

オリーブオイルに刻んだニンニクとショウガを投入し、火を入れたときにたってくる香りが素晴らしく、もうこれだけで気分が高揚してくる。
香りがたったらスライスタマネギを投入し、次にパウダースパイスとざく切りにしたトマトを投入してペースト状にする。

ペースト状になってから、スライスしたメークイーンと、合い挽肉を入れてみた。少し火が入ったら必要量の水を加えて煮込んでいく。実に簡単なレシピ。

   *

一番最初にかつて作ってみた雑誌に載っていたチキンカレーでは、全くコクがなくしかもトマトが強すぎて好みでもなく、強くがっかりしたのだが、今回のはコクもあってトマトの風味もほどよい程度でまったく邪魔にならずに丁度よく、ジンジャーの香りと粒々感が心地よく、満足できる風味になっていた。簡単なのにここまで美味しく出来るのならば、他にも色々なスパイスカレーに挑戦してみたくなるというものだ。

というわけで、スパイスカレーに対する偏見がなくなるだけでなく、好奇心が爆発するようになっており、そのベクトルは真逆を向くようになっているのだった。

因みに今回のレシピは、基本中の基本だという「アルジラ」というジャガイモカレーをアレンジして、そこに合い挽き肉を加えてみた。

★「インドカレーは自分で作れ」
  田邊俊雅&メヘラ・ハリオム著 平凡社新書 2019.12.13.初版第1刷



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