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景気刺激策の具体的な内容が乏しく失望売りが優勢

昨日の米国株式相場は乱高下したものの終値ベースで大幅反発した(DJIA +1,167.14 @25,018.16, NASDAQ +393.57 @8,344.25)。ドル円為替レートは104円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が393に対して、下落銘柄数は1,718となった。騰落レシオは57.10%。東証1部の売買代金は3兆1263億円。

TOPIX -22 @1,385
日経平均 -451円 @19,416円

米国の景気刺激策に対する期待で昨日は株価が大きく上げたが、今日はその具体的な内容が乏しいとの見方が広がり失望売りが優勢となった。トランプ大統領が記者会見に出席せず、会見した国家経済会議(NEC)委員長も詳細を明らかにしなかった。給与減税も財源はどうするのかという疑問が湧いてきて実現可能性が疑われた。また、米国内の新型コロナウイルスの感染者が1000人を超えたと報道される中、米ダウ先物が一時700ドル超下げた。これに連動する形で日経平均も下げた。

日銀がETF購入枠を拡大する。株価の下落スピードをいくらか緩和できるが、その根本的原因である新型コロナウイルスの感染拡大を止めることはできない。各国の本格的な財政出動が待たれるが、その内容が明らかになるのは4月に入ってからだろうか。

なぜか欧米ではアジアと比べて感染者数に対する死者の割合が高い。それを警戒して、人や物の移動制限が欧米全土で拡大する恐れがある。そうなると人々の不安が高まり、株価を下げ、各国通貨が売られてその裏返しで「安全通貨」の代表である円が買われて円高が進行して、それがまた日本株を押し下げるという悪いシナリオも考えておくべきだろう。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の陽線を本日は陰線で打ち消し「たすき線」となった。昨日のザラバ安値は更新していないが、終値ベースでは年初来安値を更新した。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、サービス(1位)、不動産(2位)、医薬品(3位)、情報・通信(4位)、鉄鋼(5位)となった。

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