唯我さんのブログ
1技全力投球
2019.12.21
あっちが受講した株式講義では、現役受講生の講義録が配信してもらえる。講義録には、師匠が添削した、受講生の売買添削が載っている。数回分も見れば、発展途上人がダレなのか、近々にピン立ちできそうなのはダレなのか、だいたいわかる。
なにもあっちに特別の力があるから見抜けるわけじゃない。稼げるようになった門下生だったら、見りゃ一発でわかる。
1つのやり方で稼げてない人間が、2つ3つやったって、トータルで稼げない、トレードとはそんなもんなのだと、わかっていない段階で稼げていない。
なんでそんなことが、自信たっぷりに言えるのだ? そいつが優秀だから、講義内容をしっかり理解しているから、いくつもの技が使えるかもしれねぇじゃねぇか、というご意見もあるだろう。
反論してやる。そんなヤツならピン立ちしてる、師匠の講評を受けたりしてねぇよ。できてねぇから売買記録を提出している。売買の添削を受けたいってことは、売買記録を提出して、講評を受けなければならないくらいには、自分の売買に自信がないってことだ。つまりは、たった1つの売買手法すら、深く掘り下げて自分のものにできてないってことだ。
頭でわかってんのと、これだけはなんも考えなくても体で使いこなせるっていうのとは、全く違う。
相手がたとえ師匠であれ、だれかに、私がやっていることは正しいですよねって確認しなきゃならん段階で、トータル勝ちできるところまで詰められてねぇよ。なんでわかるのかって?
トータル勝ちできてんだよ? 口座の金額が増えてんだよ? それはピン立ちしたってことだよ。ピン立ちして、添削を受ける理由は、無ぇよ。
自分の足で立ち、自分で歩く。ピンだちすりゃ、みんなそうなる。
ピン立ちできてない頃の売買記録では、勝てていないけれど、師匠には、強気でよい仕掛けだと講評されていた。じゃあ、なぜ資金が増えない? と、そりゃあしんどかった。
エントリー手法を一つに絞って、徹底してそれだけをやる。何をやっても稼げねぇと嘆いているレベルには、これが一番効く。
技を一つに絞れば、再現性のある技ならば、大きく勝てる時期が必ずあることが、本当の意味でわかるし、その時期にその技で相場に入ってもいられる。
勝つリズムみたいなもんが全くない状態で、アレやソレやドレやコレをやってたんじゃ、その技で勝てる時期に、あきれるほど見事にその技で入れていない。
一つの技も使いこなせず、一つの技で勝てない状態で、5つも6つも使えるわけないでねぇか。相撲だって、強い力士ほど得意な形を持ってるべ?
1つを極めろ、こっちのほうが遙かに早い。1つをなんとかできないから、樹海落ちするんだ。
という事実は、なにもトレードに限ったこっちゃない。個人的には、トレードより先に他の分野でドツボ落ちした経験と、そっからの這い上がり経験が、トレードで生きてくるとは思わなかったが。
コレができていない段階でソレに手を出すな、タコが!!! と怒鳴られまくった若い頃と同じことをやっていたのだと、今ならわかる。
ったく、進歩ねぇよなと笑える