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「VIXショック」がひとまず和らいだ

昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +253.04 @24,893.49, NASDAQ +130.11 @7,143.62)。ドル円為替レートは106円台半ばの前日比円高方向での動きだった。本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,393に対して、下落銘柄数は606となった。騰落レシオは74.31%。東証1部の売買代金は2兆9682億円。

TOPIX +17 @1,719
日経平均 +311円 @21,465円

米国株の大幅高を受けて、TOPIXも日経平均も反発した。日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。値幅調整はほぼ完了したように感じるが、日柄調整がまだ不十分なので、このままV字回復するとは期待しない方が良い。そうは言っても、株価の変動率上昇が相場を急落させた「VIXショック」がひとまず和らいだことを株式相場は好感した。VIXは2017年10月には9.19と過去最低レベルまで下げていたが、2月6日には一時、50を超えるまで上昇した。しかし、VIXは2月5日の37台から2週間ぶりに19台に低下した。20以上だと不安心理が強いと見なされるが、この水準を下回った。
https://chartpark.com/vix.html

ダウ平均は4営業日で合計1,033ドル上げ、2月2日~8日の下げ幅(2326ドル)の4割強を取り戻した。2月14日に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が前年比2.1%増と市場予想の1.9%を上回り、米国長期金利は2.92%(4年ぶりの水準)まで上昇したが、株式相場は影響を受けなかった。むしろ銀行株は金利上昇を好感して上げた。

足元で米国のブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が急上昇してきている。
https://fred.stlouisfed.org/series/T10YIE
BEIは期待インフレ率を表し、普通国債(利付国債)の利回り(=名目金利)と物価連動国債の利回り(=実質金利)の差である。つまり、期待インフレ率=名目金利ー実質金利。ということは、実質金利=名目金利ー期待インフレ率。最近の米国長期金利の上昇がインフレ率の高まりによるものならば、名目金利から期待インフレ率を引いた米国実質金利は変わらないことになる。米国実質金利が上がらないのであれば、ドルを買う積極的な理由がないことになる。これがドル安・円高に振れている一つの理由かもしれない。

2018年3月期は多くの日本企業が業績予想の前提として1ドル≒110円としている。足元では106円台まで円高が進行している。この水準が長引けば、来期以降の業績予想を下押しする。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、精密機器(2位)、サービス(3位)、非鉄金属(4位)、証券(5位)となった。

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