ひさっちさんのブログ
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三笠フーズのメタミドホス毒米転用 9割が加工され流通
中国の毒ギョウザどころの問題ではない大事件ですな。
マスゴミも政府も詳細な報道を避けている節すらあるし、毒ギョウザの時の威勢はどこへやらって感じですね。
毒米を分かっていながら己の利益のために転用とは怒りを通り越すというレベルではない。
9割が流通していて回収不能というが、10年くらい前から行われていた節がるというし、今更調べても時既に遅しって感もある。
転用され販売された菓子メーカーでも亀田製菓(2220)は自社のHPでいち早く否定のIRを出した。
とても好感できる。
亀田製菓HP
http://www.kamedaseika.co.jp/
国民の不安払拭のためにも、メーカー自らが率先して行動する事を切に願いたいし、悪い話も被害拡大食い止めるためにも率先して公表して欲しい。
メタミドホスよりも大きな問題がアフラトキシンの方だ。
Wikipediaによれば、
「アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、その毒性はダイオキシンの10倍以上といわれる(詳細はIARC発がん性リスク一覧参照)。主に、肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られている。アフラトキシンは少なくとも13種類(代表的なものは B1、B2、G1、G2、M1 の5種類)に分かれるが、毒性はB1が最も強い。発癌機構として、アフラトキシンは肝臓の代謝酵素シトクロムP450によって活性化され、それがDNAと結合して付加体を形成する。付加体は、DNAの変異や複製阻害を引き起こし、癌化のイニシエーターとなることが報告されている。」
とある。
アフラトキシンは地上最強の天然発癌物質であり、即効性はなくなく遅効性のため、すぐにはその症状は出ない。
肝臓ガンで亡くなったらアフラトキシン摂取の可能性もあるということ。
参考;くらしの健康 カビ毒(アフラトキシン)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/health/08/1-3.html
「アフラトキシンは特に発ガン性が強いことが特徴です。わずか15?g/kg(?g:百万分の1g)のアフラトキシンB1を含んだ飼料で飼育されたラットは、全て肝臓ガンになりました。
」
これが、「九州地方の焼酎メーカーに納品され、商品化されていた。」とあるからただ事ではない。
それに対し農水省は「有害物質は微量のため、健康に影響が出る可能性は低い」として、商品名は公表していない。
とある。
こんな悠長な事言っている場合ではなく、むしろ事の大きさの隠蔽工作に必死と受け止められる。
いち早く商品名を公表し、健康被害を食い止める方が先決であると思う。
森永ヒ素ミルク事件やチッソ事件(水俣病)並みの大事件だと思うのだが。
こうなってくると福田首相の突然の辞任劇も関係しているのではと勘繰りたくもなってきます。
派手な総裁選挙を候補者乱立させてワイドショー化して国民の目をそちらへ向けさせる。
その影で目立たぬよう処理していく。
国民がパニックになるからというより、自身の責任回避のためだったりして、なんて勘繰りたくもなります。
風評被害拡大防ぎたいなら、一早く全てを公表すべきだと思う。知らぬが仏では済まされない。
メタミドホス検出の中国米 9割が加工され流通
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080908/crm0809080042002-n1.htm
米加工販売会社「三笠フーズ」(本社・大阪市、工場・福岡県筑前町)の事故米不正転売問題で、有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出された中国産米295トンの約9割が、米菓などの食品に加工されて流通し、消費された可能性が極めて高いことが7日、農林水産省の調べで分かった。また、三笠フーズはこの中国米の食用転売で約3000万円の不正利益を上げていたことも判明した。
三笠フーズは平成19年度までの4年間に、基準値の5倍に当たる0.05ppmのメタミドホスが検出された中国産米800トンなどを工業用糊(のり)の材料として国から購入した。しかし、430トンを食用として不正に転売。米穀会社や仲介業者などを通じて、295トンが製菓会社などに納入された。
農水省は、取引に関係した業者やメーカーの伝票や取引記録などを調査。さらに、聞き取り調査を進めた結果、これまでに事故米295トンの約9割が、あられや和菓子などの食品の原料に使用されていることが確認された。7日現在、回収できる事故米が5トン程度とみられることから、使用量はさらに膨らむ可能性が大きい。
また、発がん性物質のカビ毒「アフラトキシンB1」が0.02ppm検出されたベトナム産米などの転売分約4トンも、大部分が九州地方の焼酎メーカーに納品され、商品化されていた。
農水省は、事故米を転用して製造された食品の販売状況や消費実態などを正確に把握できないとしている。しかし、事故米の納品時期や製品化から相当時間が経過していることから、ほとんどの商品が流通、消費されたと推測している。
ただ、農水省は「有害物質は微量のため、健康に影響が出る可能性は低い」として、商品名は公表していない。
メタミドホスが検出された中国産米のほか、三笠フーズが事故米を食用に転用していたケースが相当あるとみており、農水省はさらに調査を進める方針。
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しかしこの農水省幹部の発言、聞けば聞くほどむかつきます。
> 農林水産省は事故米を購入したメーカーについて、「健康被害の恐れはなく、無用の混乱を招く」として公表を拒んでいる。
健康被害の恐れがないというなら、じゃ、てめえが全部飲み干してみろ!
汚染米、西酒造焼酎に混入 30万本分回収へ
6-8月製造「薩摩宝山」
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=12623
米粉加工業「三笠フーズ」(大阪市)がカビ毒などに汚染された「事故米」を不正転売した問題で、事故米を購入した鹿児島県内の焼酎メーカー3社のうち1社が、日置市の西酒造(西陽一郎社長)であることが7日、南日本新聞の取材で分かった。西社長は「事故米混入の事実は7日朝に初めて知った。ものをつくる者として消費者への責任を果たしたい」として、社名と商品名を公表した。
西酒造は既に事故米を原料としていた焼酎「薩摩宝山」の自主回収を決定。工場内にある原酒も出荷を停止した上で「監督官庁と協議した上で廃棄する方向で考えたい」(西社長)としている。また県内外の取引先に対しても同日、「事故米穀の不正規流通米について」とした文書を配布し、謝罪と回収への協力を求めている。
西酒造によると、事故米は今年3月、大阪の米穀卸業者から仕入れた原料米数100トンの中に混ざっていた。キロ当たり73円で購入、全量を「薩摩宝山」の原料として使用しており、ほかの8銘柄には使っていない。
自主回収の対象となっているのは、6月13日から8月22日までに瓶詰めされた「薩摩宝山」。これまでに一升瓶換算で30万本ほどが出荷された。工場内に残っている原酒もほぼ同量で、自主回収と出荷停止による損失額は3-4億円に上るとみられる。
九州農政局は8月29日に西酒造への立ち入り調査を実施。西社長によれば、その際は「残留農薬について調べている」などと説明を受けた。三笠フーズと直接取引していなかったために「商品への影響はない」と判断していたが、9月7日朝になって農政局から「事故米が流入していた」との連絡を受けたという。
西社長は「今後は卸売業者を厳格に選定するなどし、2度と同じような事態を招かないよう万全の策を講じたい」としている。
農林水産省は事故米を購入したメーカーについて、「健康被害の恐れはなく、無用の混乱を招く」として公表を拒んでいる。
■「公表 消費者への責任」/西社長一問一答
三笠フーズによる汚染米転売問題で、一部を焼酎原料に使った西酒造の西陽一郎社長は7日、南日本新聞の取材に対し、「消費者への責任から公表を決意した」などと語った。主なやりとりは次の通り。
-事故米混入を知ったのはいつか。
「7日朝、九州農政局から連絡があった。それまで自社製品に事故米が混入しているとは夢にも思わず、まさに『寝耳に水』。消費者への責任を果たすとともに、私たちが不正に関与していないことを示す意味でも速やかに公表した」
-汚染米を使った焼酎はどうするのか。
「農政局から『健康被害の恐れはない』と聞いたが、もちろん流通させるわけにはいかない。7日付で自主回収、出荷停止の措置を取った。消費者をはじめ、関係する皆さまには申し訳なく思っている」
-なぜ県酒造組合を通じて購入しなかったのか。
「うちは年間に2000トンの米を使うので、組合経由だけではとてもまかなえない。価格はキロ73円で、組合の価格(キロ80円)と大差なく、不当に安く仕入れようとしていたわけではない」
-三笠フーズの行為をどう思うか。
「とんでもないことをしてくれたという憤りの気持ちでいっぱい。損害賠償を求めたいくらいだ。また事故米の流通を把握していなかった農林水産省にも抗議したい」
抜群酒造と六調子酒造
が三笠フーズとの取引認める(熊本日日新聞)
9月8日12時32分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000060-jij-pol