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電気自動車 欠かせない銅 関連銘柄考察

最近田中化研はじめ電気自動車関連、中でも電池関連が値を飛ばしているが、その陰であまり値上がりしていない分野があるように思う。

日刊工業新聞の記事にもあるように、電気自動車・バス用の銅の消費量が向こう10年で9倍強に増えるというのである。カローラなら銅18㎏だが電気自動車なら50㎏以上とか。

モーターの巻き線、バッテリー、モーターへの電力ケーブル、制御用の配線などは大量の銅を使用する。

意外にも従来の車両に比べ、EV車の方が銅の消費量が3倍近くなるという点は見逃せない。

今後フランスやイギリスに続いて、ドイツや中国でも従来の内燃機系エンジン車の生産が終了しEVにとって代わられそうなことからも、銅の消費量はこれ以上進むのではないかと思う。

となると銅の価格もおのずと需要急増から高騰し、権益確保に躍起になる姿が安易に想像できる。

そんな中で銅関連の銘柄を調べてみると、意外にも少ないことにびっくりさせられる。中でも銅鉱山の権益を保有となると本当に少ない。

代表的な銘柄が日鉄鉱山(1515)か。

同社はHPから、


http://www.nittetsukou.co.jp/saiyo/about/coppermine.html

1975年のイラン国カレザリ銅鉱山の開発をはじめ、南米コロンビア共和国のエル・ロブレ銅鉱山の開発、現在は南米チリ共和国にてアタカマ銅鉱山を開発・操業。さらにフィジー諸島共和国にて新たな銅鉱山開発に向け探鉱活動を行っています。また、1968年に、日比共同製錬(株)に資本参加し、以来、銅の製錬事業も継続しています。現在、同社への製錬委託により生産している銅地金等は年間約5万トン。 主に電線・伸銅メーカーに販売しながら、一部は海外へも輸出しています。地下資源の新規開発は、一朝一夕にしてなるものではありません。資源の安定供給のための「新しい挑戦」は、社会が鉱物を求める限り、これからも続きます。


とあるように、海外に銅鉱山の権益を保有し、なおかつフィジーにて新たな銅鉱山開発を行っている。これから中長期投資という観点からも、是非とも注目したい銘柄の一つだ。

住友金属鉱山(5713)もアメリカのモレンシー銅鉱山の権益を追加取得している。先にチリの銅鉱山で巨額損失を被ったものの、今後の情勢にらめばこれも評価してもいいと考える。

その他ではDOWA(5714)が権益の6%を保有するジブラルタル銅鉱山もある。DOWAはバルマープロジェクトに参画しており、HPによれば


http://www.dowa.co.jp/MandM/palmer/index.html

当社は2013年からカナダの探鉱会社であるコンスタンティン社とともに、アメリカ合衆国アラスカ州南東部におけるパルマー亜鉛・銅プロジェクトにて探鉱活動を実施しており、本探鉱活動に対し4年間で2,200万米ドルを拠出することで、同プロジェクト権益を49%取得、亜鉛精鉱を100%取得する権利を有しています。

 

パルマー鉱区では現在までに亜鉛・銅を主とする約810万トンの埋蔵鉱量が確認されています。



とあり、こちらも注目してもいいと思う。


















電気自動車・バス向けの銅消費、10年で9倍超

http://www.japanmetal.com/news-h2017061574757.html



2件のコメントがあります
  • イメージ
    _こうちゃんさん
    2017/9/23 06:12
    ひさっちさん、おはようございます(^o^)

    本当にお久しぶりです(^o^)
    みんかぶ、システムもメンバも大きく変わっちゃっています。
    びっくりされたかと。

    銅ってそんなにキー素材だったのですね。
    10円玉を集めようかなぁ~(笑)
  • イメージ
    ひさっちさん
    2017/9/28 11:05

    _こうちゃんさん  お久しぶりです

    目先の話ではないですが、長期的視点で見たら、この話は見過ごせないと思いますよ


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