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「ヘッジファンド:第6回目」

おはようございます。。  

  
今朝は、ヘッジファンドシリーズ「第5回目のポール・チューダー・
ジョーンズ二世」に続いて、第6回目のヘッジファンドシリーズは、
「マイケル・スタイン・ハルト」について、書きます。   
アハハハ

『1979年に彼は、自身のファンドを立ち上げて、銘柄の選択と
大口取引の組合せと同時に、債権でも稼いでいた。
そして、1990年代の初めには「シャドーバンキングシステム」
(影の銀行)として知られる手法の草分け的な存在になっていた。

彼は、1993年12月にはカリブ海の別荘で過ごしていた。
彼のスタッフは、定期的にTELで別荘に報告する事になっていて、
ある午後の日のニュースは、驚く様なビックニュースだった。
彼のファンドが、一日で「1億ドル以上を稼いだ」のである。
これ程に儲かるなんて嘘みたいだと驚く彼に対して、部下たちは
冷静で、ある一人の部下は「そういうものなんですよ」と言った。
当時の彼の運用資本は約45億ドルで、スタッフも100人を
越えていた。
1991年から93年の業績は手数料控除後の収益は50%近く
に達して、マスコミは彼がピカソの絵を100万ドルで買ったと
報じて、NYのパーティー会場では「ぜひ彼にお金を預けたい」
と言う多くの投資家に取り囲まれていた。

その時の彼には、もうすぐ屈辱を味わう事になるとは、想像が
つかない状況でした。
「シャドーバンキングシステム」(影の銀行)として知られる
手法の草分け的な存在の彼は、ドラッケンミラーの通貨取引と
同様に中央銀行の政策を利用するのが特徴だが、今度の相手は
彼に「協力的なFRB(米連邦準備制度理事会)」でした。

90年~91年の米経済は、貯蓄貸付危機を受けて不況状態に
あり、FRBは短期金利を低く抑えることで、景気テコ入れを
図っていた。これを彼は利用して短期資金を低コストで借り、
利回りの高い長期債権を買い、その差額で儲ける事が出来た。
この取引のリスクは、長期金利が上がれば債権の価格が急落
する事になるが、不景気のせいで資本需要は振るわず、資本
の価格(すなわち金利)は上がりそうにはなかった。
1990年代初めは、長期金利が(上がるどころか)下がり、
彼は短期金利と長期金利の差による利益と債権のキャピタル
ゲイン(資産益)を獲得する事が出来た。
FRBは、無能な銀行システムに手を差し伸べようとして、
スタインハルトを儲けさせる結果になっていた。
FRBは銀行を助けたい。だから彼は「影の銀行」になった。』

【第6回目(完)】  

 
 
次回の7回目は「影の銀行のメカニズム」について書いて見ます。 

さて、そろそろ「相場の対応に集中する時間」です。    
アハハハ!
  

今日も暑さに負けないで、楽しい素敵な週末を!    
アハハハ!!
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