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地銀株は昨年来高値を付ける銘柄が相次ぐが・・・

昨日の米国株式相場は大幅続伸した(DJIA +107.45 @20,611.86, NADAQ +36.87 @5,819.44)。ドル円為替レートは113円台後半の円高方向へ振れた。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が774に対して、下落銘柄数は1,045となった。騰落レシオは103.56%。東証1部の売買代金は2兆2549億円。

TOPIX -3 @1,551
日経平均 -90円 @19,348円

TOPIXも日経平均も反落した。円安進行が一服して新たな買い材料に乏しい中、売りに押された。日経平均の下げ幅は一時170円を超えた。2月15日の米国株式市場でダウ工業株30種平均など主要3指数が最高値を更新し、日本株には追い風となった。しかし、心理的な節目である1万9500円を前に売り圧力は強かった

ただ、日経平均の足取りは重かったものの、地銀株は昨年来高値を付ける銘柄が相次いだ。銀行株や保険株など金融株の上昇は2月14~15日のイエレン議長の議会証言がきっかけである。米追加利上げについて「今後数回の会合で判断する」と言及し、いったん後退しつつあった3月利上げ観測が急浮上した。金利の先高観が高まり、2月15日の米長期金利は2.5%に迫る水準まで上昇した。金利上昇による利ざやや運用環境の改善を期待して、日米欧の金融株が買われている。しかし、大半の地銀にとって足元の米金利上昇は必ずしも順風ではない。地銀各行はマイナス金利に伴う国内の収益減を補うため、米国債の残高を増やした。だが、米長期金利が上昇したために、逆に債券価格は下落して含み損を抱えることになった。地銀は国内の利ざや縮小と保有外債の価格下落という二重苦を背負っているのだ。上場地銀・第二地銀82行の2016年4~12月期決算では7割超の60行が最終減益となった。結局、地銀株の上昇は足元の収益環境を反映しておらず、根拠が薄いということになる。いつまで続くか。

33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、電気・ガス(2位)、水産・農林(3位)、精密機器(4位)、サービス(5位)となった。


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