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個人投資家、振り向けばいつも逆張り (市場の力学)


(要約・引用)

■「まだ売るのか」
・「まだ売り足りないのか」。1月4日、カブドットコム証券の斎藤正勝社長は店内データを見て驚いた。日経平均株価は大発会として4年ぶりに上昇したが、個人の売買動向は売り越しだった。

・個人の多くは上げ相場で売り、下げ相場で買う「逆張り」だ。

・米大統領選後の大幅な株高は、売買代金の7割を占める外国人投資家が、今年1月第1週までの9週間で2兆円余りも日本株を買い越したことが原動力だった。この間、個人は3兆円強を売り越していた。

・「まるで値ごろ感のある服を買うかのように株を買う」。ネット証券のワンタップバイ(東京・港)の林和人社長はこう分析する。

・行動ファイナンスに詳しい慶応大学大学院の小幡績准教授は日本の個人について「相場やファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を信じていない」と話す。「企業価値よりも自らの相場観を信じる『相場師』が多い」

・ なぜそうなるのか。
・一つには、米英独の株価指数が最高値を更新するのに日本株だけ上げ下げを繰り返していることがある。日経平均はなおバブル期の最高値の半値にとどまる。株高になっても「また下がる」と考え、売りに回る。回転売買を推奨してきた証券業者の負の遺産も残っているのかもしれない。

■新規投信が乱立

・「値ごろ感」で売買する個人の行動原理は、思わぬ副作用も生む。

・ 「基準価格を1万円まで下げられないか」。
・昨年末、大手運用会社アセットマネジメントOneに金融機関がこんな相談をした。基準価格は運用開始時に1万円に設定され、高いほど好成績。だが例えば2万円の投信では割高感が嫌われ、かえって売れにくいという。結果的に、割安に見える新規投信の乱立を招く。

・株高になれば売るため短期志向も招く。
・ニッセイ基礎研究所によると15年度の個人の株式平均保有期間は3.9カ月。
・直近のピークだった04年度から3.1カ月縮んだ。

・逆張り一辺倒の日本に比べ、米国の個人の投資行動は多様だ。
・米連邦準備理事会(FRB)の統計によると、米国では株価が上げた年に家計から株式へ資金が流入する年もあれば流出する年もあり、まちまち。
・それだけさまざまな相場観と投資スタイルが混然としていることを示す。

・同じ方向に向かいがちな日本の個人にも、もっと多様な投資スタイルが広がってもよさそうだ。

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(感想)
むむー 
逆張り投資家というスタンスは、個人投資家の多数なのですね。
少数派を志向しているつもりが、実は多数派だったという事になりそう。

自分がやっていることは、特別なことではない。
他のみんながやっていること、なのである。

なかなか、他人を出し抜いていくという事は難しい。
みんなで儲けられればいいのだけど、そんなことはあり得ない。
みんな共倒れ。

そうならないように、自分だけは助かろうと、
逆を突こうとか思うのだけど、
策士策に溺れるになりそう。

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