この章では、親知らずの抜歯のメリットやデメリットとして考えられることを紹介していきます(歯科 プライヤー)。
1 メリットとして考えられること
・将来的に罹患(りかん)の可能性が高い虫歯や歯周病を、予防できる
・親知らずの圧迫による、歯列への影響がなくなる
・場合によって小顔効果もある
2 デメリットとして考えられること
・抜歯による腫れや痛みが、数日間仕事や学業に影響することがある
・歯の状態や術後のケアによっては、治癒までの期間や費用が多くかかる
・糖尿病や骨粗しょう症などが高度に進行している場合は、全身的リスクがある
まっすぐに生えていて正常に機能している場合など、稀に、放置しても良いと判断される親知らずもあります。まずは信頼できる行きつけの歯科医で相談して、納得がいくまで説明を受けましょう。特に複数本あるときは費用の問題に加えて、仕事や学校にあまり影響が及ばないタイミングを考える必要もあります。抜歯は通院の便宜性なども考え、計画的にするのが良いといえます(手術用無影灯)。