のるぞうさんのブログ
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カブ四季総会(大阪)に行ってきました
以下、スケジュール順にウェブでは見れないトピックを箇条書きにしてみました。
1.経営報告会・・・斎藤正勝社長・臼田琢美常務
・四半期決算では株式売買委託代金ベースで前年同期比-13%特にJQ市場は-57%と大幅縮小。
・ネット証券5社比較では、まずまず検討、委託代金ベースでは松井を抜いた。
・MRFの廃止は、近い将来、三菱東京UFJ銀行カブドットコム支店とのシームレス取引を展望、MRFよりも(金利的に)有利な金融商品を投入予定との事で、それまでのつなぎの期間は辛抱してほしい。
・そもそも信用取引、FXを始めるとMRFが解約になる。(私は、初めて知りました。)
・金融商品取引法施行後(10月くらい)にはHPを一新、70歳未満の人しかアクセス出来ないページも登場する、その為に今5月に大幅なシステム変更を行った。
・夜間PTSは、8月末か9月にSBIが開始する、しかし値決めは一本値(マネックスナイターと同様)になるらしい。
・夜間PTSの信用取引は金融庁の認可がまだ下りる状況にない、まずは1年事故なく実績づくり。
・10月以降新サービス投入に乞うご期待。
2.投資信託にだまされるな・・・竹川美奈子さん
・要約すると、日本株式・外国株式・外国債券のインデックス投信(ノーロードで信託報酬が1%未満のもの)がコスト面、過去の勝率からいっても有利というのが結論。
・ごくごく当たり前の話をされ、投信を知っている人にとってはもの足りない内容。
3.足下の相場環境と今後の戦略・・・山田勉さん
・今は非常事態。サブプライムハリケーンが吹き荒れている。
・モーゲージローンはメガバンクはじめ地銀も買っている筈。ハイリスクのサブプライムとプライムを混ぜてモーゲージローンが組成されている。まさにサブプライムは金融市場のミートホープ、どこに腐ったものが潜んでいるのか分らない。それが今後ボン、ボンと噴火してくる。ベアスタに始まり、ドイツの銀行に飛び火している。国内で正直に発表したのは野村證券だけ、同社以外の金融セクターは現在、投資家の皆が疑心暗鬼になっている状況。
・先週の東京の下げで、年内日経平均2万円はなくなった。1,000円下方修正する必要がある。
・8/6からの週が大きなヤマ場、FOMCでサブプライムローンに関しどのようなコメントがでるか、どの様にして市場をなだめすかすのかに注目。
・NYが下げれば世界市場もシュリンクというのが過去の歴史だが、エマージングの成長率は絶好調、NYが下げてもBRICsは上がるという歴史の転換点を8月拝めるかもしれない。
・危機には「危険」という意味と「機会」という2つの意味がある。今は突っ込み買いを入れるいい機会。
・5年、10年スパンでみると株価はEPSに比例して上昇している。虎の子の資金を託するに値する企業かどうか、そう考えれば、業績がデコボコする新興市場(JQなど)に資金を投じるのは投機(投資に対し)と言える。トヨタだったら投資してもいい-そう思える企業に資金を託すのが投資、チャート・イベント・思惑を睨んで資金を投じるのが投機。とちらが悪いというものではない。選択は投資家に与えられている。
・皆さん、今週はアルマジロのように身を縮めて、嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。今週がヤマです。
以上です。やっぱりナマの山田勉さんの話が一番興味深かったです。(臼田常務も雑誌にのっている通りの爽やかな方でした。)あと、ノベルティーグッズは販売してませんでした。カブコムTシャツは約2週間後に発売されるそうです。
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