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出遅れた日本株が買われるための条件

まずテクニカル面では、東京市場もNY市場も下降トレンドだと思いますが

心配していたNYSEの騰落レシオは120%を漸く下回り、ナスダックも100%を割って来ました。

もう一段の調整は予想されますが、今後の株価は経済指標に左右され易いと考えています。


一方、日経平均も暫く膠着状態が続きそうですが

政府の景気対策に期待で、底堅い動きを見せるのではないかと思います。(期待も込めて)

チャート的には15950円~17100円のレンジ相場が予想されますが

http://kabutan.jp/stock/chart?code=0000

NY市場が調整中となれば、円安と政策期待だけが頼りになりそうです。


次に、世界的に出遅れている東京市場ですが、未だに割安感はなく

海外勢も5月は再び売り越しに転じています。


ただ2017年の実質GDP伸率予想(OECD)を考慮すると

日米市場のイールド・スプレッドの差は、日本市場が理論的に21%程度割安だと思います。


理由は、日米の株価収益率の差(S&P500のPERが17.7倍であるのに対し

日経平均の今期予想PERが14.4倍)や日米金利差

さらにはGDPの伸率によって生じた格差だと考えられます。


*イールドスプレッドは金融商品間の利回りの差をあらわす分析指標です。

  基本は債権の利回り(=PERの逆数)を残存期間や債権の格付け(安全性)を考慮した上で

  投資先を決定するためのものですが、配当利回りや益回りと債権を比較することも可能です。


 ◇数値が大きい場合 ➡ 株式相場が割高、債券投資が有利

 ◇数値が小さい場合 ➡ 株式相場が割安、株式投資が有利


*イールドスプレッドの計算方法

 イールドスプレッド=長期国債(10年物)利回り-株式益回り=長期国債利回り-EPS/株価

 

  5/13日時点の日経平均とS&P500を例に計算すると以下の様になります。

  使用したデータ ➡ 長期国債利回り(日本-0.12%、米国+1.70%)

            株価は5/13の終値

                                 直近のEPS   (日経平均→1191.88円  5/13、S&P500→117.18$  5/11)

 

 イールドスプレッド(日経平均)=長期国債利回り-EPS/株価=-0.12%-7.26%=-7.38%

 イールドスプレッド(S&P500)=長期国債利回り-EPS/株価= 1.70%-5.73%=-4.03%


 以上の計算式から、日経平均とS&P500のイールドスプレッドの差は3.35%になります。


勿論、2017年度に日米GDPの伸び率が拡大する可能性もありますから

今後、割安感が薄れて行くことも充分考えられますが(年初から海外勢が日本株を売る理由)

以下の条件を満たすことが出来れば、逆に割安感が浮上し、株価の上昇にも繋がるでしょう。


①OECDによる日本の2017年GDP予想+0.5%を上方修正させる

②2017年度の予想増益率を上方修正する

③日米金利差の拡大による円安(少なくとも110円以上、出来れば115円以上)

④原油価格の低位安定(1バレル50ドル以下)

⑤外部要因の好転(欧米や中国の景気が上向けば、株式市場のパイが広がる可能性)
 

(ご参考)



取り留めのない分析?でしたが、海外勢が日本株離れしている理由と
今後日本株を買いたくなる動機についてまとめてみました。
因みに、G.S様の6月MSQに向けた先物手口は、依然として上を向いています。



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