「恐怖の哲学 ホラーで人間を読む」 

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「恐怖の哲学 ホラーで人間を読む」 

書店で見かけて気になって、目次をめくってみた。

最終章に「意識は何のためにあるのか」という見出しがあり、

俄然、オイラの興味をそそった。

 

「意識」とは、世界3大不思議のひとつであると書いていたのは、

たしか、養老孟司であった。

茂木健一郎など含め世界の脳神経学者たちは、

ヒトの情動と、それに関連した脳活動部との関連は、

画像進化によって明らかになりつつあるけれども、

その真奥にある「意識とはなんぞや?」という問題の解決に到ってはいないし、

その解明にはほど遠い状況だと主張している。

 

★「恐怖の哲学 ホラーで人間を読む」 

  戸田山和久著 NHK出版新書 2016.1.10.第1刷

 

この著者は、語りがユニークでオカルト映画通なオモロイ人に思える。

けれども、ここに書かれている内容は、実はそー優しくない。

 

有名どころのオカルト系映画にある程度詳しくて、

脳神経・生理学的、心理学な用語に親しみがあり、

極めつけは哲学的な素養がないと、

内容を理解するのが困難になって、書籍を放り出すことになるかも知れない。

 

オイラは哲学に疎いので、

そこに関連した表現にかなり戸惑い、正直、ちゃんと理解したとは思えない。

 

けれども、おびただしい量になるであろう哲学的な見地を、

著者はわかりやすく、かつオモロク説明しようとしているし、

哲学初心者が、これから少しずつでも導入的に哲学を学ぶきっかけになると思われた。

 

未知の世界に踏み出すには、

まず起点となるべきマーカーとなる人物やその思考についてある程度知るのは、

理にかなった学び方だと思う。

(バートランド・ラッセルとか出てくるし。

 オイラは高校のとき、「What Is Democracy?」:成美堂 読まされた)

 

それと、ホラー小説を書きたいと思っている人にとっては、

著者がおもしろおかしく語っていることは、相当勉強になると思われる。

スティーブン・キングの作品が、一番多く語られている。

 

 

PS:ところで、日経平均先物なんだけど。

   日銀「黒田節」にまつわる思惑が働いているようで。

   現状のすっとんだ為替と株価に関する恐怖は、どーやって説明するのだろう。

 

   「酔ングトレード」で失敗してから、オイラ、戦績不調なんだけど。

   戦績不調だと、やけくそになって、恐怖感がなくなることがある(危)

   気を付けないといけない。ちょいと休もうかと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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