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アベノミクス終焉か

アベノミクスの終焉か


昨日の日経平均は15749.84(+34.48)とようやく8日連続下落を免れたが、為替のほうは108円台を一時割る状況になっている。日経平均の日足は基準線、転換線、雲の下でMACDは深いマイナス圏。下げ止まりの形状とは言い難い。さらに深刻なのはドル円の方で、黒田バズーカ第二弾の時の下値を割り込んでいるため、105円台までは下値のめどがなくなっている状況。これを割り込むと101円あたりまで下げる可能性がある。基準線、転換線、雲の下でMACDもマイナス圏を下降。輸出企業の想定レートが107円とか言われているので、これは実体経済にも深刻な打撃だ。


なぜこんなことになっているのか。結局、黒田バズーカ第二弾によって、日本のインフレ期待が高まり、本来の購買力平価からみたドル円の均衡点よりも、しばらく円が安く評価されていたのではないかと思われる。ところがマイナス金利の奇策で、逆に量的緩和の限界が意識されてっしまったため、インフレ期待が一気にしぼんで、元の木阿弥になったということではないだろうか。日米の名目金利ではなく実質金利差をみるべきだという議論は、この点一定の合理性をもっている。異次元緩和でインフレ期待に働きかけてデフレから脱却しようというアベノミクスのロジックにマーケットが不信感をみせているというのが、この動きの背景のような気がする。とすれば、いままでの手法の延長線上ではなかなか立ち向かうのはむつかしいかもしれない。


ともあれ、なんらかの政策的なイニシアチブがでてきて、為替と株に下げ止まりの形状がでてこない限り、落ちる短剣はつかむな、という格言に従うしかないのであろうか。
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