kabukabumanさんのブログ
もう一度株価暴落の原因と現状を整理してみました
東京市場もNY市場も相変わらず戻り売りの圧力が強いですね。
このトンネルを抜けるためには、FRBが緩和的な姿勢を再度アピールし
利上げのペースダウンに言及することが唯一の方法だと思いますが
ここで、もう一度年初から株価の下落が止まらない原因を整理してみます。
①中国の景気後退による世界経済減速懸念 ➡ 米国経済の先行きにも不安感
②原油価格の下落に伴うオイルマネーの撤退(規模は不明)
③米国の利上げと新興国のドル建て負債膨張懸念(1年前の下落要因と同じ)
④東京市場、NY市場共に信用買い残の増加による需給の悪化
⑤人民元の下落に伴う円高
⑥ヘッジファンドの売り仕掛けと、それに端を発した短期筋のボラ狙いで乱高下
①は中国経済の構造改革に関わる問題であり、②は需給の改善見通しが立たないことから
何れも短期間で解決する問題ではなさそうです。
しかし③~⑥はそうでもありません。
③はFRBと日銀がECBに続き緩和的な金融政策をアピールすることで
取り敢えず目先の株安は止まると思います。
④は年初からの株価暴落で、一時的に悪化していますが
東京市場に関しては、日経平均の直近ピークが昨年8月10日でしたから
遅くとも2月10日までには峠を越えるのではないでしょうか。
次に⑤の元安についてですが
中国当局は、対ドルレートの中間値をドルとペッグさせることで、人民元安期待を抑制し
オフショア市場で繰り広げられた、海外のヘッジファンドによる人民元の売りを仕掛けを防ぐため
規制強化を図っている模様です。
従って、この問題もそう長く尾を引くとは思えません。
因みに、人民元の売り仕掛けに、ジョージ・ソロスが関わっていた可能性は極めて高そうです。
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2016/01/163374.php
一方、人民元/円レートは、2014年10月(日銀の追加緩和以前)の水準まで元安が進み
そこから漸く反発しています。
http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=CNHJPY=FX
また⑥に関しては、株価の暴落を招いたヘッジファンドの売り仕掛けも
主要国の中央銀行が動けば一溜りもなく、これ以上手出しは出来ない状況だと思います。
この様に考えると
株価回復の鍵を握るのは、主要国中銀(特にFRB)の対応次第ということになりそうですが
肝心のNY市場は、原油価格の低迷、減益決算予想、好不調まちまちの経済指標等から
弱気相場入りの一歩手前という印象を受けます。
ところで今日の東京市場は、昨夜のNY市場に加え、上海総合指数が急落したことで
日経平均は大幅に下落し、特定の材料株だけが賑わう仕手相場に終始しました。
ただ400円~500円という大きな株価変動が日常茶飯事という状況は
日米両中銀が対策を打たない限り、来月も続く可能性が高いため
売買を行う際は、必ず50%以上の余力を残して置くか、もしくはヘッジを施すべきだと思います。
何れにしても、今日から開催されるFOMCで、どの様な金融政策が示されるか?
さらには、週末に日銀が追加緩和に踏み切るかどうか?
以上の結果を見届けるまでは、大人しくして置くつもりです。
(今日の売買)
3031ラクーン(同値撤退)
3696セレス(利確)
6769ザインエレクトロニクス(新規買い)
NK225minin売り玉(17200円)は持ち越し
お疲れ様です。
円が黒田ラインまでいきますかね~
追加緩和遠いと見た♪
島津さん こんばんは。
為替だけ考えると黒田ライン到達は無理でしょうね。
後は政府がこのタイミングで株価対策を考え実行するかどうかでしょう。
個人的に最悪のシナリオは
日銀が無理矢理株価対策の片棒を担がされることだと考えています。
裏を返せば政府の無能ぶりを世界に知らしめる様なもので
一時的に株価は上がっても、海外勢はアベノミクスに完全に失望し
肝心の参院選まで持たない様な気がします。
私は追加緩和ではなく
特別会計から30兆円規模の景気対策費を捻出すべきだと考えていますが
万一追加緩和があれば、買い手がいる間に逃げるつもりです(^^;
そして、G.W明けに選挙関連銘で急ぎ働きをし
参院選直前に先物を売り建てる。。。これでバッチリだと思います( ̄ー ̄)ニヤリ
株式市場は、売り飽き気分から新たな材料探しに躍起です!
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=5232
本日大変興味をそそったのは、住友大阪セメントの石炭価格下落で営業最高益の記事です。
私の所有株も建設資材関連なのですが、この記事が影響したのか安値もみ合いですが出来高前日比倍増、大引け間際に売り板をかっさらうという快挙を成し遂げました。(本日の約定回数増加ランキングにも載りました。)
この観点から、kabuさんのブログ内容を吟味したいと思います。
①FRBが緩和的な姿勢を再度アピールし利上げのペースダウンに言及することが唯一の方法
これは、日銀に緩和余地がないことの裏返しであり、円高継続の観測に他ならないと考えます。
②原油価格の下落に伴うオイルマネーの撤退
これは、産油国が原油価格を低位安定長期化する証だと考えます。
それならば、今後やはり日本株市場の突破口は、円高、原油安メリットを受ける銘柄だと考えます!
Kabuさん
選挙関連銘柄についてですが、もうちょっとだけ教えて頂けたら。。。♪
あとは無い頭で考えますんで♪
黒田ラインについて丁寧にありがとうございます。
musashiさん こんばんは。
もうジェットコースターに慣れてしまいましたね(^_^;)
一日で400円下げても何も感じませんし
1000円上げても、どうせ明日は暴落だろうと考え、素直に喜べません。
まさにミニリーマンショックの様相ですが
NY市場にとって原油価格の暴落は
それくらいのインパクトがあるということなんでしょうね。
一方日本は、1バレル40ドルでも年間13兆円の経済効果があるそうですが
産油国も石油消費国も、株価は同等の扱いを受けてしまうので
堪ったものではありません٩(๑`ȏ´๑)۶
ところで今回はイエレン議長の記者会見が予定されていませんので
終了後の声明文待ちになりそうです。(日本時間28日午前4時15分頃)
*2016年に投票権を持つFOMCメンバー
(昨年来のメンバーを加えると、ややハト派色が強い様です)
http://www.smam-jp.com/market/report/keyword/1250735_1982.html
(伏字はsとmです)
勿論日銀の金融政策決定会合も気になりますが
FOMCの直後だけに、黒田さんの存在感は少々薄れそうですね (^^;
因みに、今日現在の主要証券オプション手口から推察しますと
日経平均の予想レンジは概ね16000円~17000円だと思います。