日経平均、今日の終値16017.26円は、何と2014年10月30以来の安値になりました。
つまり、追加緩和(黒田バズーカ第二弾)以降最安値を記録したことになり
言い換えれば、GPIFや3共済を総動員してまで株価対策にんだ効果が
全て消え去ったことを意味します。
問題はこの事態をどう考えるかですが、奇しくも今日の日経平均の終値は
昨年の安値9/29のPER13.37倍にぴったり並びました。
昨日の時点で、日経平均のEPSは1198円、PERは13.7倍でした。
ですから今日の終値に当て嵌めて計算すると次の様になります。
1198円×13.37倍=16017.26円=今日の終値
ここまで数値がぴったり一致すると、何だか偶然とは思えませんね。
因みに今日のポントは、日経平均が16400円を2度目に下抜けたところでした。
あそこで反発出来ないと、後は下げるしかない、そんなチャートです。
残念ながら急落に気付くのが遅れ、傷を広げてしまいましたが
追加緩和の効果が吹き飛んだとなれば、日本政府の沽券にかかわる大問題だと思います。
そう考え、引けに掛けてひたすら落ちて行く株価を眺めながら、引けで6銘柄買いました。
これで前場に買い戻した2銘柄を合わせ、今日は8銘柄増えましたが
何故か気分はスッキリしています。
開き直ったのか、それとも壊れたのか?(^▽^;)
まあ元々壊れていますから、これ以上壊れようもありませんが。。。(^◇^)
ところでNY市場の弱さについてはいろいろ見方がある様ですが
個人的には、昨秋ピークに達していた信用買い残が
今回の暴落相場で、かなり整理されているのではないかということです。
ヘッジファンドが信用取り組みの悪化を狙ったと考えれば、辻褄が合います。
ただ今後の不安要素として、VIX指数があまり上昇していないことが挙げられます。
一時的に30を超えたことはありますが、概ね20台で推移しているのが何とも不気味です。
昨年8~9月の暴落時には45まで上昇していますから
今回は50くらいまで跳ね上がっても不思議ではありません。
この件に関して、ロイターは、特に新しい下落要因がないので
投資家がヘッジに関心がないのではないかと解説しています。
しかしさらに下落すれば、見えない恐怖が投資家を襲う筈ですから
その時はVIX指数が一気に跳ね上がり、売り場に長い行列が出来るかも知れません。
ですからそうなる前に株価の下落が止まらなければ、底はまだ見えないことになりそうです。
一方東京市場は、日経平均が追加緩和以前の水準に戻ったことで
オイルマネーを含めた海外勢の買い越しは、殆ど消化されたのではないかと考えています。
そうであれば、そろそろ底値である可能性が高く、しかも買いエネルギーは既に爆発寸前で
後は投資家が開き直れるかどうかの問題だと思います。
さらに、CME通貨先物取引で、投機筋による円買いが一巡したという情報もあります。
もしそれが事実であれば、日銀の介入を警戒しての行動ではないでしょうか。
さて、現在日経平均先物は16000円を下回っています。
この様な状況で買い向かうのは無謀だと言われるかも知れませんが
今日の終値で買って含み損を抱えれば本望です。( ̄^ ̄)ゞキッパリ
(今日の売買:全て買い)
3696セレス、9984ソフトバンク、6758ソニー(以上買い戻し)
7270富士重工、6472NTN、6634ネクスG、3655ブレインP、8585オリコ