は、ジャック・ニコルソン扮する父親が、
タイプで真面目に盛んに仕事をしていると思ったら、
ひたすら意味のない文章を綴っていただけだったと判明するところだ。
そんなことを、ずいぶん昔にマエストロ掲示板に書いたことがある。
ところが、オイラと同じことを思っていた作家がいたことにまず驚き、
しかも、その場面が原作にはないとその作家が教えてくれたことに、
またまた驚いてしまった。
★「ドクター・スリープ 上・下」
スティーブン・キング著 文藝春秋 各1,800円+税
「五つ星級の面白さ」と読売新聞の書評欄で、
上の内容と伴に表明したのは、
宮部みゆきであった。
しかも、「シャイニング」の原作を読んでいなくっても、
十分にオモロイとアドバイスしている。
(もちろん、読んでいたらもっとオモロイのだろう)
オイラは、セールストークを信用しないし、
過剰なトークがあればあるほど、むしろ不信感を強める習性がある。
さぁ、どーするか。。
これはね、みゆきちゃんの信用にかかわる問題なんだ。
もはや、「ドクター・スリープ」で味わうのであろう恐怖よりも、
みゆきちゃんの言っていることが真実なのかどうか、
判明してしまうことの方が、明らかに恐怖なのだ。
オイラは「ドクター・スリープ」を読むだろう。
でもそのとき、「新宿鮫」や「深夜特急」を読んだときよりも、
ページをめくるスピードが劣っていたとしたら・・・。
ねぇ、これがどんなに怖いことになるか、想像できるでしょう?
PS:そのときには、大沢在昌や沢木耕太郎の方が、
スティーブン・キングより優れているのだから喜べ、
なんて逃げ口上は、言わせないのだよ。。