ほんま そうかいさんのブログ
平成相場三昧伝 仮想取引
僕が、投資を始めたのは、外為どっとコムのバーシャル・コンテスト取引です。もうかれこれ、8年まえになる。
これは元手500万円を架空取引して、幾ら増えるかを競い合う、いわばゲームです。
まず最初は、NZドルを全額売って、2週間目には750万円になっていた。
これは、NZドルのチャートを見ていて、山のかたちで言えば、マッターホルン型の尖った形状をしている(いわゆる天井がとがっている。)。それに引きかえ、AUDIは、山の形で言えば、西部劇に出てくるような、台形型の山に見えた。
そこで、売ってみようと思いました。
次に、リーマンショックのときは、ドル円とユーロ円を売ってみて、500万を1800万円ぐらいにしました。そのコンテストの3万何千人中、300番ぐらいにつけた。
ひょっとしたら、僕って投資の才能があるのかもしれないと、FX口座を開いて、50万円を投じて、取引してみたが、これがサッパリだった。
バーシャル取引と現実取引とでは、条件は、同じ。なぜか?
答えて曰く、慾なり。これが心に猛烈なバイアスをかけてゐる。またはその裏返しの怖れならんや。
宗久さまは、
「人の騒に乗らず、慾を離れ、買いかえすこと第一なり。」売方駆引、六ケ敷事(むずかしきこと)。
「必ず必ず慾を深ふし迷ふ可からず。」勝ちに乗るべからざる事。
などと幾度も、相場に於ける慾望のあやふさを指摘されて、おられるのですよ。
とくに、FXなどで、いまのユーロの賣り方に廻ったときは、この離慾が問われるなぁ。
買いは、腹八分目、売りは、腹、五分目いや、それ以下ならずや。
「雑魚は、磯で群れよ。」相場格言。個人投資家には、名言かも。