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ヒロろんさんのブログ

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概況



 本日より名実ともに『水無月』(みなづき)、6月相場入りとなります。1990年のバブル崩壊以来、日経平均株価の月足陰陽線で勝敗を見ますと、6月は14勝11敗の勝ち越しとなっており、12ヶ月中で3位。直近10年間でも7勝3敗と勝率が高い月となります。


 ところで、本日から「衣替え」(クール・ビズ、COOL BIZ)のところも多いかと思います。この「衣替え」は、平安時代から始まった習慣で、当時は「更衣」(こうい)と呼んでいました。

 明治期になって今の国家公務員にあたる人達の制服が定められ、夏服と冬服の更衣の時期がそれぞれ6月1日~9月30日、10月1日~5月31日と定められました。やがて、これが学生服にもおよび、さらに一般の人たちにも定着していったようです。


 ちなみに、「クール・ビズ」(COOL BIZ)という表現は、涼しい・格好いいという意味のクール(cool)と、仕事や職業の意味を表すビジネス(business)の短縮形ビズ(BIZ)を併せたものです。





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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      

18010.68(-115.44)▼0.64%


□ナスダック       

5070.03(- 27.95)▼0.55%


□S&P500      

2107.39(- 13.40)▼0.63%

□ダウ輸送株       

8299.75(- 67.67)▼0.81%


□半導体株(SOX)    

745.41(+  2.14)△0.29%

□NY原油先物(7月限)   

60.30(+ 2.62)


□NY 金先物(8月限) 

1189.80(+ 1.00)

□バルチック海運指数    

588   (+  1)

□為替      

(対ドル)124.11(前日比0.37円安)
        

(対ユーロ)136.36(前日比0.71円安)

□CME日経225先物 

20455(-105)※大阪先物比



 先週末29日のNY株式市場は、景気減速懸念や欧州株の下落が売りを誘い続落しました。

 朝方発表の1~3月期の米実質国内総生産(GDP)改定値が0.7%減と速報値の0.3%増から下方修正され、5月のシカゴ購買部協会数(PMI)は市場予想に反して低下し、経済活動の拡大・縮小の分岐点となる50を下回るなど、景気減速を示す指標の発表が相次いだことから投資家心理が悪化し、序盤から売り優勢の展開となりました。

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事がギリシャのユーロ圏離脱の可能性に言及したと伝わり、ドイツなどの株式が大幅安となったことも相場の重石となりました。週末と月末が重なったこの日は持ち高を調整する売りも重なり、相場を圧迫しましたが、ダウが1万8000ドルを下回る場面では買いが入り下値も限定的でした。

 S&P業種別指数は全10業種が下落。資本財(工業等)、金融、テクノロジーなどの下落が目立ちました。

 個別銘柄では、インテルによる買収観測で半導体アルテラが買われ、インテルも上昇。買収を手掛かりに前日上昇した通信向け半導体のブロードコムやアバゴ・テクノロジーもともに続伸し、半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数は連日で年初来高値更新。身売り観測で医療保険のヒューマナが急騰しました。

 一方、景気動向に敏感なスリーエムやダナハー、ボーイングなどの工業株、バンカメやシティグループなどの金融株、アップルやグーグル、マイクロソフトなどのハイテク株が下落し、ノーフォーク・サザンやCSXなど鉄道株の下落も目立ちました。

 ダウ構成銘柄では、メルク、インテル、ファイザーなどが上昇し、GE、ボーイング、ビザ、マイクロソフト、IBM、プロクター&ギャンブルなどが下落しています。

 NY原油先物(WTI)は、需給が改善するとの見方を背景に買いが優勢となり大幅に続伸しました。NY金先物は小幅に続伸。冴えない経済指標で早期利上げ観測がやや後退したことが相場を支援しました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆先週末の日経平均株価は11円高で、約27年ぶりとなる11日連続上昇を記録しました。11日間の上げ幅は約993円となっています。週末の欧米株は続落です。

 CME日経225先物(円建て)は2万0455円で、先週末の東京市場の日経平均終値2万0563円と比べ110円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0833円 ITバブル時の最高値(2000年4月12日)


 2万0655円 直近高値(5月28日)


☆2万0563円 先週末終値


 2万0500円 心理的節目


 2万0487円 5日線


 2万0455円 CME日経先物


 2万0301円 一目転換線



◆本日は、

◎1~3月期の法人企業統計調査(8:50発表)
 ――――――――――――――
 法人企業統計では企業の経常利益や設備投資額や等の増減が示されます。

 ちなみに、14年10~12月期の企業の経常利益は前年同期比11.6% 増の18兆0651億円で過去最高を記録。設備投資(金融機関を除く全産 業)は2.8%増で、ソフトウェア投資を除く設備投資は0.6%増でした。

 尚、ここで示される企業の設備投資の動向は、6月8日(月)発表の1~3 月期の国内総生産(GDP)改定値にも反映されます。


 
 その他、5月の新車販売台数や5月の百貨店各社の売上高速報などの発表が予定されています。

 また、午前に中国国家統計局が5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、HSBCが5月の中国製造業PMI改定値を発表します。

 尚、先日発表された5月の中国HSBC製造業PMI速報値は49.1で、景気判断の分かれ目となる50を3カ月連続で下回りましたが、追加緩和期待が高まり、当日の上海株は上昇しています。

 NY市場では、4月の米個人消費支出(PCE)や5月の米ISM製造業景況感指数(PMI)が注目されます。



◆東証が企業統治指針「コーポレートガバナンス・コード」(企業統治指針)の適用を開始します。

 コーポレートガバナンス・コードとは、株主の権利や取締役会の役割、役員報酬のあり方など、上場企業が守るべき行動規範を網羅したもので、企業に2人以上の社外取締役の選任を求め、いわゆる「持ち合い株」については説明責任を課しています。

 法的な強制力はありませんが、「Comply or Explain(順守意せよ、さもなくば説明せよ)」との原則に基づき、上場企業はコードを順守するか、しない場合はその理由を投資家に説明するよう求められます。




◎市場変更
 ――――
 日本通信(9424) ジャスダック → 東証1部


◎主な決算発表
 ――――――
 15:00 ピジョン(7956)

 15:20 伊藤園(2593)



◆その他のトピックは、15年度の製造業の設備投資計画17.3%増、成長戦略でベンチャー企業への支援策拡充、EPA「年内合意めざす」日欧首脳、大手企業の夏のボーナスは7年ぶり高水準、上海証券取引所の売買代金がNY抜き世界最大に・1~4月。

 映画大手や在京民放など29社が共同で動画配信サイト、イオンがピザ専門店を100店に、イオンがインドネシアに1号店オープン、ブラザーが新興国専用プリンター、国内で金型増産・ヨロズや東プレ、三菱鉛筆は設備投資を倍増。

 ファナックが自社株9200億円分を消却・放出懸念を払拭、HISの11~4月期純利益は過去最高、伊藤園の前期経常は5割減、ジェイコムがサクセスにTOB・連結子会社化、郷鉄工株を日々公表銘柄に指定、クックパッドが6月末で1株を3株に分割、日本紙パルプ商事、ゼニス羽田、ソルコムが自社株取得枠設定・・・等々。



◎明日以降の主な予定 ※予定は変更になる場合があります。

 2日(火)


 5月のマネタリーベース
      

 4月の毎月勤労統計速報
      

 5月の国内ユニクロ売上高
      

 5月のユーロ圏消費者物価指数速報値
      

 5月の米新車販売台数
      

 4月の米製造業受注



 3日(水)


 4月のユーロ圏小売売上高
      

 4月のユーロ圏失業率
      

 ECB理事会(結果発表)
      

 5月の米ADP雇用報告
      

 4月の米貿易収支
      

 5月の米ISM非製造業景況感指数
      

 米地区連銀経済報告(ベージュブック)



 4日(木)


 週間の対内証券売買契約
      

 5月の車名別新車販売
     

 週間の部門別売買動向
      

 週間の米新規失業保険申請件数
      

 5月の米企業人員削減数
      

 1~3月期の米労働生産性指数改定値



 5日(金)


 5月上中旬の貿易統計
      

 4月の景気動向指数速報
      

 1~3月期のユーロ圏GDP改定値
      

 5月の米雇用統計


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >


  よく動く日にして、後場急変を起こす日なり



 <相場高低判断>


   人気も相場も共に弱




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