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概況


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      

18126.12(- 36.87)▼0.20%


□ナスダック       

5097.98(-  8.62)▼0.17%


□S&P500      

2120.79(-  2.69)▼0.13%

□ダウ輸送株       

8367.42(- 76.90)▼0.13%


□半導体株(SOX)    

743.27(+  0.92)△0.12%

□NY原油先物(7月限)   

57.68(+ 0.17)


□NY 金先物(8月限) 

1188.80(+ 2.30)

□バルチック海運指数    

588   (+  1)

□為替      

(対ドル)123.89(前日比0.26円安)
        

(対ユーロ)135.85(前日比0.58円安)

□CME日経225先物 

20585(+ 15)※大阪先物比



 28日のNY株式市場は、中国や欧州の株安やドル高傾向が心理的重石とな
り反落しました。

 上海株の急落やドイツ株の下落を見て投資家心理が悪化し、この日は売り優勢で取引がスタート。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が年内の利上げを予想すると発言したことや、為替市場でのドル高傾向が米企業の業績を圧迫するとの懸念も相場の重石となりました。

 この日発表された週間の新規失業保険申請件数は予想よりも増加し、4月の米仮契約住宅販売指数は予想以上の上昇となりましたが市場の反応は限定的でした。

 前日の大幅高でナスダック指数が過去最高値を更新するなど主要指数が高値圏にあることから利益確定の売りもでやすく、この日は終日マイナス圏で推移しました。ただ、売り急ぐ動きはみられず主要3指数は小幅安で取引を終了です。

 S&P業種別指数は、公益(電力等)、素材(化学、非鉄等)、ヘルスケア(医薬品等)が堅調だった一方、資本財(工業等)、エネルギー、通信、一般消費財(小売り等)などが軟調でした。


 個別銘柄では、ウエラブルカメラのゴープロが大幅高。同社が無人飛行機「ドローン」を開発していることを明らかにし、開催中のイベントでグーグルがゴープロと連携したサービスを発表したことが材料視されました。強気の業績見通しが好感された衣料のアバクロンビー&フィッチが大幅高。増収増益決算とともに、通信向け半導体のブロードコムの買収を正式に発表したアバゴ・テクノロジーがしっかりでした。

 一方、ブロードコムは材料出尽くしで下落。6月以降は月次の売上高の発表を取りやめると発表したマクドナルドが下落。FIFAの汚職に関与している可能性が指摘されているスポーツ用品のナイキが軟調。前日の相場でナスダック指数の高値更新をサポートしたアップルやフェイスブック、マイクロソフト、アムジェンなども反落しました。

 ダウ構成銘柄では、デュポン、インテル、ファイザー、メルクなどが堅調だった一方、キャタピラー、マクドナルド、ボーイング、ウォルマートなどが下げました。


 NY原油先物(WTI)は小幅高で4日ぶり上昇。この日から取引の中心が8月物となったNY金先物も、中心限月としては5日ぶりに上昇しました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は78円高で10日連続上昇、およそ15年1カ月ぶりの高値を更新しました。10日連続の上昇は1988年2月以来、約27年ぶりの連騰記録です。

 一方、上海株は大幅安で8日ぶりの下落。独株や米株も反落しました。

 尚、外国為替市場では一時1ドル=124円40銭前後まで円安・ドル高が進行しています。

 CME日経225先物(円建て)は2万0585円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0551円と比べ30円ほど高い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0833円 ITバブル時の最高値(2000年4月12日)


 2万0585円 CME日経先物


☆2万0551円 昨日終値


 2万0500円 心理的節目


 2万0427円 5日線


 2万0278円 窓下限(5月22日高値)



◆本日は4月の統計発表集中日です。なお、4月の統計では増税の影響がほぼなくなります。


◎4月の全国消費者物価指数(8:30発表)
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 3月のCPIは増税前の前年3月と比べ2.2%上昇しましたが、4月の上昇率は0.2%程度になる見込みです。



◎4月の消費支出(8:30発表)
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 3月の消費支出は、増税前の駆け込み消費が膨らんだ前年の3月との比較で10.6%減と大幅な落ち込みを記録しましたが、4月は3%程度の増加が見込まれています。尚、消費支出は家計調査で示されます。



◎4月の鉱工業生産速報値(8:50発表)
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 鉱工業生産は2月、3月と2カ月連続でマイナスでしたが、4月は3カ月ぶりの上昇が予想されています。市場予想は0.8%程度の上昇です。



 その他、4月の完全失業率、有効求人倍率、住宅着工戸数、自動車生産・輸出実績などの発表が予定されています。

 海外では、1~3月期の米GDP改定値、5月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、5月の米消費者態度指数(確報値)の発表があります。



◎市場変更
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 東京一番フーズ(3067) マザーズ→東証1部


◎主な決算発表
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 12:00 アイ・ケイ・ケイ(2198)

 14:00 エイチ・アイ・エス(9603)

 15:00 ACCESS(4813)



◆その他のトピックは、外国人の日本株買越額2兆円超え・年初からの累計、株の売買代金が高水準・市場エネルギー伴った上昇、マイナンバーで個人納税簡単に、東京のマンションは割安・円建て比較で、FIFA汚職・スポンサービジネスに影、東南アジアの景気減速感強まる、4月の国内建設受注額16%減・7カ月ぶりマイナス、セメント販売量は7カ月連続マイナス、車8社の4月の国内車生産は8.2%減。

 スカイマーク再生計画案きょう提出、ヤフーが中国でネット通販・アリババ経由で、ビックカメラがアップル修理専門店を他店内に出店、住商がインドに工業団地、家庭にビールの専用サーバー・キリン、サーベラスが西武HD株さらに売却も、ソニーのテレビ事業4Kに集中、第一生命が保険料収入で日生抜く。

 パーク24の11月~4月期の純利益8%減、日本駐車場開発8~4月の純利益2.1倍・増配も、日本スキー場開発が株主優待導入、三和HDが株主還元強化、フラベッドROE5.1%に、ゼンリンがリクルートに第三者割当、日立金が単元株数変更、ナブテスコが100億円上限の自社株取得枠・・・等。



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >


 一方に偏って動く日 波動につくを良しとす



 <相場高低判断>


  前場安く後場高し




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