kabukabumanさんのブログ
日本株は買い、ロシアは屈指の投資対象(ジム・ロジャーズ)
米雇用統計の結果を受け、6月の利上げ観測が急浮上したことからNY株式市場は大きく売られました。
過剰流動性相場ならではの予想通りの展開です。
しかし幸いなことに、米国の雇用統計が改善すれば為替が対ドルで円安に振れるため
東京市場がNY市場に連動するという過去のお決まりパターンは薄らいでいます。
とはいえ米国の利上げは時間の問題ですから
投資家ならば、世界の金融市場にどの様な変化が起こり得るかを予測しておく必要があると思います。
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以下は、昨年12月「2015年の投資環境」について語ったジム・ロジャーズ氏の発言(抜粋)です。
◇2015年の投資環境
「世界の中央銀行は景気の悪化を防ぐために、歴史的な規模でマネーを供給してきた。だが『人為的な流動性の海』は2015年~2016年には収縮を始める。これが今年までとの最大の違いだ」
「中央銀行のマネーは債券のバブルを作った。金利は人為的に、歴史的な低水準に置かれている。数週間前、私は米国の高利回り社債を売り始めた。信用度が低い割に買われすぎ(利回りが低すぎ)だと判断した」
「流動性が収縮すると苦しむ国も出てくるだろう。インドネシアやトルコなど新興国の金融市場では、すでにその兆しが出始めている。『お金がたくさんあるので楽に過ごそう』と構造改革を充分にしてこなかったところからマネーは逃げていく」
◇米国の政策金利引き上げ
「来年以降の世界経済最大のリスクだ。FRBが政策金利を引き上げ、世界の市場が荒れるかも知れない。問題はその結果FRBが批判にさらされた場合の対応だ。イエレン議長が再び緩和に戻ったら、市場には『最後はFRBが助けてくれる』という風潮が生じ、投機に拍車がかかる」
「今度バブルが崩壊したら危うい。08年のリーマン・ショックは債務が膨らんでいたから衝撃が大きかった。債務は米国でも世界でも、さらに膨らんでいる」
◇中国及びロシア経済
「中国の過剰な不動産開発など問題はある。倒産も増えるだろう。だが、経済の移行期に問題が生じない国はない。米国も何度も不況を乗り越えてきたし、中国もうまくやれると見ている。中国政府は公害対策、ヘルスケア、農業、鉄道などに資金を投じる。私もこれらの業種の株を買っている」
「新興国全体を悲観する必要はない。ロシアは、原油安を機に通貨ルーブルが急落した。しかし巨額の外貨準備を蓄えており、対外支払い能力は高い。原油安も長続きするとは見ていない。ロシアはむしろ、来年屈指の投資対象になる」
◇日本経済(アベノミクス)
「投資家として、向こう1~2年は楽観的に見ている。日本株は持っているし、買い足す予定だ。日銀の金融緩和が株価を押し上げているし、原油安も日本経済にとっては追い風だ」
「だが、長期的にはかなり悲観的だ。債務が膨らみ、人口が減り、通貨の価値が落ちていく。大惨事ではないか。日本は世界で最も好きな国々の一つだ。でも、私が仮に20歳以下の日本人なら国を出ていくだろう」
「衆院選で大勝した安倍晋三首相には改革ができるはずだ。ここ数十年で、安倍政権ほど安定した政治基盤を持ち変化の必要性を理解している政権はない」
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以上は昨年12月24日の<日経新聞>に掲載された記事からの抜粋ですが
参考までに今年1月の他紙に掲載された内容もご紹介して置きます。
あくまでも著名投資家の個人的な経済観(相場観)に過ぎませんが
我々が今後の相場を予測する上で、その一助にはなると思います。
<日経ビジネス>
「日経平均株価に連動する上場投資信託(ETF)と、いくつかの大型株を買ったよ。私がNTTやタカラトミー、サンリオの株を持っているのはすでに知られているけれど、今回買った具体的な銘柄についてはノーコメントだ」
「日本の中央銀行は投資家にとって非常に歓迎すべきことをしてくれた。『これから市場に大量のお金を供給します』とはっきりアナウンスした。当面は円を安くし、株を上げますと言っているようなものだ。このパーティはしばらくの間続くだろうよ。少なくとも2015年後半くらいまで、いやもっと長くなるかも知れない」
<プレジデント>
「底を打った時と比べると、株価は倍になっています。今後3倍にまで上がるかも知れない」
「このままお金を刷り続けるなら潜在的には2~4年以内にバブルが起こりうる」
<東洋経済>
「東京オリンピック前に状況が悪化し始め、日本のみならず、世界のほぼ全土で経済が破綻するでしょう。2020年までに、少なくとも1回は世界規模の破綻が起こります」
「正確な時期はわからないが、たぶん16年か17年でしょう」
「国債が大暴落し金利が上がります。株価も暴落します」
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こんばんは
お久しぶりです。
Picksだけは頑張っていたのですが、いろいろと余裕がなくて・・・。
でも、おかげさまでいろいろと学ばせていただきました。
来週は朝から出かけますので、ちょっとザラバは見れない日が出てきます。
いまはNkには追い風が吹き始めていますね。
外国人投資家も買い越しに回ってきたので楽しみですね。
がんばりましょう。
おはようございます
外国人の日本株買いも今までの短期的なヘッジファンドだけでなく長期的投資の年金ファンド、投資信託も買い始めていると聞こえてきています。
日経は上を目指しますね!
musashiXPさん コメント有難うございます。
実は年初に、米国で最も高い運用益を上げているヘッジファンド
「アパルーザ・マネジメント」を運営するデビッド・テッパー氏が
2015年は株式投資のウエイトを引き下げる考えがあることを公表しました。
NY市場は勿論、世界の株式市場が過熱気味だということと
今年は過剰流動性相場が終焉を迎える年というのがkey wordでした。
私はそのことがずっと引っ掛かっていたため
長期投資のウェイトを抑えていたのですが
今のところはどうやらジム・ロジャーズ氏の予想が当たっている様です。
ただ私自身が過剰流動性相場の終焉という事態を経験したことが無いので
周囲は強気一色ですが、日経平均20000円と云われてもピンと来ないというのが
正直な気持ちです。
ですからFRBの「出口戦略の出口」^^が見えるまでは
慎重な姿勢を続けようと考えています。
どうも私はお祭り相場に乗っかって一気に資産を増やすのは苦手の様です(^_^;)
しかし当面のトレンドは間違いなくだと感じています。
ご健闘をお祈りします!
タツさん おはようございます!
東京市場は日増しに勢いを感じますね。
おまけにGPIFを初めとする国内の機関投資家が「買う」と宣言している以上
海外のヘッジファンドが手を出し難いという側面もあるのではないでしょうか。
ただ私はお祭りムードが高まるほど慎重になるタイプなので
当面は日経平均19000円以上で長期の買いは頭にありません。
でもそうしているうちに置いて行かれるのでしょうね。きっと(^_^;)
ところで話は変わりますが、MCJはまだホールド中でしょうか?
最近MCJのPC(スティック型ではありません)が何かと話題になっているので
そろそろリベンジを考えています。
ドイツ銀行もこれ以上売り玉を持っているメリットは無いでしょうし
決算前には買い埋めするのではないかと思います。
勿論何時もの勝手な想像ですが、このままでは腹の虫が治まらないので(^^;
それではご健闘をお祈りします!
MCJですが金曜日に売りました
遠征出かけるので少し整理しました
スティック型ではないPCが話題になってるんですか?
そうすると450円で横横になってるのでいつ飛び出してもおかしくないですね
リベンジしたいです
日本の金融緩和は明らかに不足でしょうね。
インフレ率からも株価水準からもそれは言える。
バブルをひどくしないように債務の見える化を進めることです。
売られたんですね。
まだドイツ銀行の売り玉は沢山残っているので
急に反発することは無いと思いますが
最近の株価は比較的安定していますから、この辺が底値かも知れませんね。
先週は取り敢えず430円以下で指していましたが落ちて来ませんでした。
今週はMSQを控え相場が読み辛いので
引き続き430円前後で指して置こうと考えています。
(参考までに)
マウスコンピュータの評価
http://thehikaku.net/pc/mouse/
これが今話題の商品だそうです
http://www.mouse-jp.co.jp/m-book/luvbookb40/?cid=rss
マウスコンピュータが開発したWindows Phone(最新情報)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1503/04/news051.html
(追伸)
スティック型PCも人気の様ですが
相変わらず生産が後手後手に回っており、販売戦略のミスだと思われます。
恐らくインテルの製品が発売されるまでに
ある程度市場シェアを固めたかったのだろうと推測していますが
量産体制が整わないまま見切り発車した感は否めません。
前回はスティック型PCに期待し過ぎて失敗しましたが
今回は客観的に捉え、長期でリベンジを決めました。○┓ペコッ
日本の金融緩和は明らかに不足でしょうね。
インフレ率からも株価水準からもそれは言える。
バブルをひどくしないように債務の見える化を進めることです。
日本は金融政策が正常化すれば楽観的になれる。
人口は経済成長を決めるメインファクターではない。
過剰人口は社会の不安定性を増し、潜在成長率低下要因。
日本にはそれがない。
過剰人口でないので、経済成長率が高まれば一人当たりGDPも増える。
一人当たりGDPは防衛予算を安定して増やし、高度な防衛力を構築するためには重要である。
高齢化は元気な高齢者の増大(=低賃金単純労働者の増大)であり、高齢者消費(=富裕増消費)の増大でもあり、経済にマイナス要因ではない。
オイルショック以降異常化した金融政策が正常化すると日本の未来はかなり明るい。
jojuさんこんにちは。
日銀の異次元緩和からもうすぐ2年、追加緩和からも4ヶ月以上経ちましたが
増税の影響でなかなか実体経済の回復が実感出来ません。
私もさらなる金融緩和は不可欠だと思いますが
米国の場合はマネタリーベースを3倍にしても
インフレ率は+1%程度にしかならなかったと記憶しています。
私の記憶違いかも知れませんが
日銀に求められる追加緩和の規模はどの程度必要でしょうか?
米国のコアインフレ率は2%近辺で推移してます。
日本は140円くらいの円安になると2%インフレになるそうです。
黒田日銀のは前年比+30~40%くらいで推移してますね。
ドル円120膠着ですからこれでは不足なんでしょうね。
日米の物価統計差異からするとドル円150とか160くらいが中立水準(真の2%インフレ)と思えます。
jojuさん
返信有難うございました。
参考にさせて頂きます。