jojuさんのブログ
ECBの金融緩和、、リスク分担とドイツ国債
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NIL0QK6JIJV901.html
http://www.okasan-am.jp/news/up_pdf/r20140908.pdf (ECBバランスシート推移)
2012で縮小に転じたECBのバランスシートが再び拡大に向かう。
早すぎた引き締めがようやく是正される。
今回のECBの量的緩和規模(1.1兆ユーロ)はたぶん市場が必要と考える規模の最低ライン相当。
しかも、現時点では量的緩和の各国リスク分担がどうなるか?ドイツ国債をどの程度買えるのか?が不明。
規模が最低ラインなのと実効性への疑問符が払しょくされてない。
○ではなく△の評価にならざるを得ない。
それでもそれなりに量的緩和に踏み出した点は評価できるし、先行きは明確に緩和拡大方向なので、下方リスク増大とはならないでしょう。
今は想定程度のこと、織り込み済み程度のことがクリアできた、という感じでは。
(補足) ブルームバーグ記事中の放漫財政の救済になるリスク、という見立ては誤り。 放漫財政を締めるには量的緩和で景気中立水準に戻さねば無理が出る(選挙で政権崩壊へ。ギリシャはそのパターン?)。 量的緩和は放漫財政救済でなく、放漫財政を締めるための準備である。
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