ECBから量的緩和のプランが漏れ伝わってきた(Bloomberg参照)。
本来、漏れないはずのものが漏れ伝わるのは、バルーンを上げているからでしょう
ECBのバルーンに対し市場はnegativeに反応した。
0.5兆ユーロの緩和策は少なすぎ、市場の期待は1兆ユーロ規模らしい。
米国のQE3ですら1.4兆ドルだったことやその後の米国経済の足取りを見れば、市場の期待は決して過大ではないことが分かる。
米国、ユーロ圏の経済規模はそれほど変わらず、加えてユーロ圏には不良債権問題が依然くすぶることを鑑みれば、市場期待の1兆ユーロは最低ラインかも知れない。
ECBのバルーン(?)に対し市場反応がnegativeだったので、次回理事会での発表はもう少し期待できるのかも知れない。
ここ何年かのドラギECBの平均的行動パターンだと、あの程度のままの発表になって、リップサービスをまぶす程度になるのですが、(たぶん)バルーンを上げてる以上、デフレリスクが高まってる以上、そうでないと信じたい < 神頼み(ーー;
もし、次期理事会もバルーンのままならば日本の3Q決算には逆風になるのでしょう
それを押し返すくらい、3Q決算がいいことを期待したいですね
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たぶん、一月は日銀は動かず、ECBは今回のリークのまま+リップサービス程度になる確率が一番高い。 それと同時にドイツ方面からドイツ国債購入に否定的な発言も出るでしょう。
米国経済はそこそこ力強く、日本経済も1%インフレ程度はある中で、欧州経済だけ綱渡りの状態が続く(支援材料は原油安)。
日本企業の3Q決算は良くても株価は足を引っ張られる
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日本の景気、株価について言えば、一番、足を引っ張っているのは、実は欧州でなく、足元の黒田日銀(--;(とーぜんと言えば当然ですが)
黒田日銀がしっかり金融緩和してくれれば、欧州経済の迷走があっても、日本は米国以上の力強い景気回復になりうる、、、、なぜならば、日本は米国ほど欧州経済との結び付きが強くないうえ、リーマンショックの不良債権にもほとんど関わってないから。
安倍政権にはしっかり黒田日銀への圧力をかけて欲しいものですが、安倍さん、なにやらまたぞろ、外遊に行きまくる気配(財務省と外務省の連携プレー??)
当分、日経はレンジでにょろにょろ行くのでしょう、おそらく。