kabukabumanさんのブログ
上海総合指数急落の原因と今後の見通し
9日の上海総合指数は5.43%もの大幅下落となりました。
最近の過熱相場に少々違和感はありましたが、今日の急落には他にも理由がある様です。
以下日経ニュースより関連記事をご紹介します。
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9日上海総合指数が急落し、前日比の下落率は5.4%とほぼ5年4カ月ぶりの大きさに達した。
最近の急ピッチな相場上昇に対する警戒感から利益確定の動きが出ると、売りが売りを呼ぶ展開に。
上海株は11月21日の中国人民銀行(中央銀行)による利下げ決定後、今月8日までに2割超上昇し
過熱感の強まりが指摘されていた。
急落の背景や今後の見通しについて、上海や香港の市場関係者に聞いた。
■「目標達成感で利益確定売り、上昇基調変わらず」大唐金融集団上海事務所の洪海・上海首席代表
9日の中国株式市場で上海総合指数は5%超安と急落して終えた。午前は約2%上昇する場面があり、日中の値幅(高値と安値の差)は256ポイントと乱降下した。大きく下落した最大の要因は前日、終値で心理的な節目の3000台回復を達成し、目標達成感が出ていたことだろう。連騰が目立っていた11月20日からの上昇率は23%に達し、これまで目立った調整もなかった。高値警戒から利益確定売りの圧力はかなり大きかったといえる。
新たな売り材料が出たわけではないが、9日開幕予定の中央経済工作会議の内容がまだ伝わってきておらず、景気刺激策や金融緩和への期待を背景にした買いが午前で一巡していたようだ。
ただ、売買代金はなお増加していることから株式市場への資金流入期待は根強く
相場の上昇基調は変わっていないとみている。
■「過熱感あり目先は慎重姿勢、今後は政策次第」
マッコーリーファンドマネジメント香港シニアポートフォリオマネジャー、サミュエル・ラ・コーヌ氏
9日の上海総合指数は5%超下げた。これまでの上昇ペースが急だったため、ある程度予想されていたことだ。我々は今年の3月に中国株(香港ドル建てH株)の投資判断を「オーバーウエート(買い)」とし、割安だった証券や保険などの金融株を中心を買っていたため、ファンドの成績も好調だった。
ただここ数週間の上昇相場で一部の銘柄は50%上昇するなど過熱感が出ており
すでに一部の銘柄には利益確定売りを出した。
現在の中国本土株はファンダメンタルズではなくセンチメントをもとに売買されているため
短期的には慎重姿勢をとる必要がある。
いま強気で見ているのは消費やヘルスケア関連株だ。
来年も中国株の上昇基調は続くとみている。
中国人民銀行(中央銀行)は追加の金融緩和をするだろうし、(経済などの)改革への期待も大きい。
今年の中国の実質国内総生産(GDP)伸び率は7.4~7.5%で、来年は6.5~7.0%との予想が多い。
成長率は鈍化するものの、ハードランディングの心配はない。
目先、相場の調整局面がどれだけ続くかは政策次第だ。
■「短期借り入れ担保の規制が証券株の重荷」 中原証券アナリストの張剛氏
中国証券当局が短期借り入れの担保として利用できる社債の種類を規制したことで証券株が売られ
上海株の重荷になった。
8日、政府系証券決済機関の中国証券登記結算が、新たな基準に届かない格付けの発行体が発行した債券を担保にしたレポ取引を新たに受け入れないと発表した。
これによって約4700億元相当がレポの担保として利用できなくなる。
低格付け社債に対する需要が減少し、融資コストの上昇につながるとの懸念が広がった。
午後に入り機関投資家が一斉に売り圧力を強めた。
もっとも、株式相場は「牛市(ブルマーケット=強気相場)」に突入して間もないため、健全な調整の範囲内だ。
中長期的にはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に基づいた相場の上昇基調が続くとみている。
ですよね
5%強の下落っていいますけど
チャート見てたらまるで去年の日本の5月12日
毎日どんどこどんどこあがってましたもんね
警戒感からくる利益確定
まぁ、明日からどうなるかは、相場様に聞いてですけど
中国のアナリストは総じて強気の様ですね。
それより私は東京市場の方が余程心配です。(^_^;)
円相場が119円台になってますよね。
これって単なる利益確定ならいいですけど
ヘッジファンドの仕掛けだと116円台もあるなんていうコメントを見ました。
もしそうなら日本株に対する仕掛けに連動している筈ですから
日経平均の大幅な調整もあり得ます。
グローバル・マクロ系ヘッジファンド対安倍親衛隊の一騎打ちが見られるかも。
私は暫く先物と新興の材料株に避難しておきます。(*^^*)