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NYダウは何処まで下げるか?(過去の経験則より)

最近のNYダウ急落にはファンドの売りに加えもう一つ大きな要因があると思います。

それは今月でQE3が終了するという事実です。


つまり過剰流動性相場の終焉だと考えればダウ16000ドルは極めて高い水準ではないでしょうか。


ところで過去QE1、QE2の終了時にもダウは直近の高値から15%前後下落しています。



上図の円の部分がそれぞれQE1及びQE2終了当時ダウが下落した様子を表しています。

そこでQE3が終了する今月の下落幅を過去の経験を踏まえて単純計算すると

直近高値(終値)17279ドルから15%下落すると仮定した時14687ドルという計算になり

アノマリー通りになれば、甘く見積もってもダウの16000ドルはかなり高い水準だと言えます。


但しこの数値はQE3の終了だけを株価の下落要因だと仮定した場合であり

世界経済の減速が事実であれば、前回、前々回を上回る下落幅も強ち無いとは言い切れません。


何れにしても今の株価水準は、まだ落ちてくるナイフの域だと考える方が賢明だと感じています。

どうしても「買いたい病」が治らない方には、リスクヘッジをお勧めします。



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