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何で 局地的豪雨 広島市土砂災害 対策

平均的に雨を降らせる技術開発せよ


広島市土砂災害 39人死亡、行方不明7人の捜索続く

フジテレビ系(FNN) 8月21日(木)11時59分配信
20日、広島市を襲った大規模な土砂災害で、その被害の大きさが明らかになってきている。
FNNの調べでは、これまでに死亡が確認されたのは、

八木地区で22人、緑井地区で6人、可部地区では3歳の男の子と、その救助にあたっていた消防隊員を含む4人、山本地区では幼い兄弟2人など、あわせて39人にのぼっている。
また、7人の行方がいまだわかっておらず、警察や消防、自衛隊などによる捜索が続いている。

防災啓発ビデオ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」



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    気象庁「平成26年8月豪雨」と名付ける
    8月22日 16時21分

    気象庁「平成26年8月豪雨」と名付ける
    先月30日からの台風12号と11号、それに前線などによる記録的な大雨によって各地で起きた災害について、気象庁は「平成26年8月豪雨」と名付けました。

    気象庁によりますと、九州から東海を中心に今月中旬にかけて台風12号や11号の影響で大雨になり、その後も大気の不安定な状態が続いて東日本や北日本でも記録的な大雨になった地域があります。
    先月30日から21日までに降った雨の量は、高知県の香美市繁藤で2295.5ミリに達したほか、今月15日からの48時間の雨量は、京都府福知山市で341ミリ、岐阜県高山市で330.5ミリとそれぞれ観測史上最も多くなりました。
    また、今月20日の明け方にかけては、広島市三入で1時間に101ミリの猛烈な雨を観測するなど、記録的な大雨が降って大規模な土砂災害が発生しています。
    総務省消防庁によりますと、大雨で水につかったり壊れたりした住宅は21日までに確認されているだけで全国各地で9115棟に上っているということです。
    このため気象庁は、先月30日から全国各地で降った大雨による災害について、「平成26年8月豪雨」と名付けました。
    気象庁は、防災上の教訓を伝えるために大きな被害が出た災害に名称を付けることがあり、気象災害に名称を付けたのは、おととしの「平成24年7月九州北部豪雨」以来です。
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    猛烈な雨で斜面はどうなるか実験
    8月22日 18時20分


    広島市で起きた大規模な土砂災害をもたらしたような猛烈な雨が降ったとき、斜面の土や砂がどのような状態になるのかを解明しようという実験が茨城県つくば市で行われました。

    実験は、防災科学技術研究所と日本地滑り学会の研究グループが、つくば市にある人工的に雨を降らせる大型の実験施設で行いました。
    高さ5メートル、幅9メートルの斜面に、深さ1メートルの砂の層を作り、「表層」と呼ばれる部分を再現しました。
    そして、雨量を1時間に50ミリ、75ミリ、100ミリと徐々に強くしていきました。
    1時間雨量を100ミリにして、50分がたったころ、斜面の表面に亀裂が入り、崩れ始めました。
    そして、3分ほどで砂の層全体が2メートルほど下に崩れ落ちました。
    センサーで計測した結果、砂の層に含まれる水の量は、1時間雨量が100ミリに達した時点で一気に増え、崩壊が始まった時には砂の層のほぼ全体が大量の水を含んだ状態になりました。
    さらに、表層の下にたまる水の水位も1時間雨量が100ミリになると急激に上昇していました。
    研究グループによりますと、猛烈な雨が降った際、斜面の表層の内部を調べたことはこれまでほとんど無かったということで、研究グループでは今後、雨の強さや土の種類など条件を変えながら実験を繰り返し大雨の際に土砂災害を予測するようなシステムを構築したいとしています。
    防災科学技術研究所の酒井直樹主任研究員は「1時間雨量が100ミリになると浸透する水の量が急激に増えることが分かった。自治体が避難情報を出すのに役立つようなシステムを作っていきたい」と話していました。

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    広島土砂災害 39人死亡、43人行方不明

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    なぜ出なかった「特別警報」 雨が局地的すぎて…
    テレビ朝日系(ANN) 8月21日(木)11時52分配信
     今回、広島市安佐北区三入では、217.5mmという1カ月半分の雨がわずか3時間で降りましたが、特別警報は出されませんでした。発表基準の一つとして、50年に一度の雨が5km四方の格子10個分の広い範囲で降っていることがありますが、今回は、あまりにも狭い範囲で局地的に雨が降ったため基準を満たさず、発表には至りませんでした。

     気象庁は、19日午後9時すぎに大雨警報を発表し、雨が強くなり始めた20日午前1時15分には土砂災害警戒情報を出していました。また、午前3時49分には、数年に一度の大雨であることを示す「記録的短時間大雨情報」を発表していました。特別警報は、府県程度の広がりをもった大雨であることも基準になっていますが、今回は安佐北区三入で3時間で217.5mmの大雨が降ったものの、非常に局地的だったことや3時間雨量も基準に達さず、特別警報は出されませんでした。特別警報を巡っては去年10月に、死者・行方不明者39人を出した伊豆大島でも、雨の降り方が局所的だったことから発表されませんでした。
     山本孝二気象庁元長官:「(自治体の)基準に適合したら、ちゅうちょなく避難勧告を出すべきだった」

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