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ガンホー スーパーセル大赤字

今週は持株が138,869円値騰がりしています。

ソフトバンクは、景気よく大風呂敷を拡げる反面、都合の悪いことは言わないです。
注意深く追いかけないと真実が解りませんが、今回はガンホーの四半期決算で尻尾が出ています。

7/29ガンホー第2四半期決算短信←リンク
持分法による投資損失 1,021百万円
ガンホーの持分法適用会社は、スーパーセルGRAVITYの欧州現地会社の2社しか有りません。
GRAVITYの欧州現地会社の規模は知りませんが、過去に持分法投資損益を計上したことが無いから、百万円単位では無視しうるはずです。
また、のれん償却は子会社も含めて99百万円に過ぎません。
以上から三段論法で導ける結論です。
スーパーセル半期で10億円の赤字

ソフトバンクの影響
スーパーセル株式の50%を保有するSPCのガンホーの持分が20%だから、ソフトバンクスーパーセルで計上する包括損失は半期で100億円となります。

推論
スーパーセル買収会見で、孫社長はシェアと成長の話をしましたが、損益には全く触れませんでした。
スーパーセルは大赤字だからソフトバンクの買収に乗ったのでしょう。
また、赤字だからリスク分散のためガンホーにも持たせて、わざわざSPCを作ったのでしょう。
ソフトバンクは、巧妙にスーパーセルの赤字を隠しています。
このペースだとスーパーセルは年間200億円の赤字を計上しそうです。
このペースで黒字化せず、最悪の事態になれば、ソフトバンクは支配力基準でガンホーを連結子会社にしているため、簡単にガンホーごと切り離せます。

投資方針
ソフトバンクがせっかくリスクをガンホーに負わせたのだから、ソフトバンクに投資している私がガンホーにも投資したら意味が有りません。
買収発表で孫社長が言っていた本当の意味が、ようやく解りました。
ガンホーは便利な会社 by 孫正義

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