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短期投資とゼロサムゲーム

素人のひとりごと日記です。


今年から投資の簡単な講習をする機会が少しある。


前回は、大手企業に勤めている方たちや独立して金融と関係するビジネスをされている

皆様の前で90分間話をした。話の終わった後に名刺交換にこられる人が何人かいたので

よかったのかもしれない。
(独立して仕事をしている人のほうが給与貰いの人より勉強していると感じる)


幹事の方からは、今年もう一度ぜひ話をしてほしいと言われた。


話の途中、寝ている人が2人いた。(-_-)zzz
(寝ている人は、前からもよく見える!)


寝る人が増えないように、話の内容や話し方に工夫しようと思う。
(もっと重要な話をする。わかりやすいたとえ話を入れる。話の中に笑うところを入れる)


講習に参加された方の感想を後で読むと


「めったに聞けない話を聞くことができてよかった」
「聞いたことのない話で参考になった」
「投資について安易に考えていました。今日の話を聞いてよかった」


「話が難しかった」
「話の内容が難しいので、よくわからなかった」など


寝ていたと思われる方からの感想はなかった・・・


話を聞く人の中に投資について知識のある人と、そうでない人がいる。
(投資知識に大きな格差があると感じた)


両方の人たちに満足できる内容の話をするための工夫も必要になる。
(難しい話と簡単な話の両方をバランスよく入れるなど)


次は別のところから弁護士、税理士、不動産鑑定士など10人くらいの前で60分くらい
話をしてほしいと頼まれているので、話のレベルを上げる必要がある。
(知識がないのでレベルを上げるのは大変・・・)
(人に教えるとなると自分も勉強する。自分にプラスになると思って引き受けている。
 ただ、時間をとられるので、ほどほどにする。)


・・・


短期投資とゼロサムゲーム


1989年12月の日本株のバブル崩壊から、長期投資でも成功することは簡単ではなくなっている。


記憶に新しいアベノミクス相場、そして数年前の小泉郵政相場で長期間株価が上昇した
とき、長期投資は大きな成果を上げることができた。
(このとき大証修正株価で32,000円くらいまで上昇していた。)


しかし、日本のバブル崩壊後そのようなチャンスはめったにない。


長期投資家でもある程度期間を短くして相場と向き合う必要がある。
短期のスキルも磨いてマーケットを観察しておかないと、リーマン・ショックのような
大きな事件が起きたとき、痛手を受けることになる。


しかし、売ったり買ったり激しく売買する訳ではない。(ヒマもない)
チャンスをじっと待つ忍耐力が必要になる。


最初にエントリーするタイミングが重要になる。

(サッカーにたとえると先制点のイメージ)
(先制点を取られると厳しい戦いになる)


長期投資の場合、パイが膨らむことが期待できる。
短期勝負は、勝つか負けるかのゼロサムゲームになる。


日本株式市場は、アメリカ、またはお隣の韓国と比較してもマーケット参加者にプロ投資家が多い。

そこに情報力や資金力で負ける普通の個人投資家が参加して勝つことは容易ではない。

4人に3人はプロ投資家のイメージを持っている。


麻雀にたとえると相手は(イメージ)


ゴールドマン・サックス
メリルリンチ
クレディ・スイス


などになる。(>_<)


そこで、勝てますか?


よく考えてみたい。
(最初は勝たしてもらえることがある)


勝てる自信のある人は、短期投機できます。
(プロにも弱点はある。一定期間にある程度の利益を上げないといけないので
 待つことができない。強引な仕掛けをするときもある)


戦国三大武将の特徴をたとえたホトトギスの例を挙げると


織田 信長
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」


豊臣 秀吉
「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」


徳川 家康
「鳴かぬなら鳴くまでまとうホトトギス」


織田信長や豊臣秀吉のようなスタンスで投資をすると上手くいかないケースがある。
徳川家康のように忍耐強く、時を待つことが必要になるかもしれない。
(実際には、織田信長も豊臣秀吉も待つべきときは、待っていた)


麻雀でプロの雀士には容易に勝てない。


⇒ゼロサムゲームで勝つことは難しい。


(証券会社は、場代が稼げるとよいので、彼らにとってゼロサムゲームはOK)


戦国時代、最後に勝つことができたのは忍耐強く時を待つことができた徳川家康だった。


⇒勝つためには時間を武器にする。


ゼロサムゲームを避け、時間軸を武器に成果を上げたい。


もし投資で利益を出すことができれば、社会のため少しでも役立つことに
お金を使えると嬉しい。


・・・


足元のマーケットについて


前回の日記にも書いたように欧米のヘッジファンドのディーラーが7月25日以降に
夏休みに入るのでポジション調整があるので警戒してもよい。


買っていたものは売る
売っていたものは買い戻す


(ファンダメンタルズと関係ないのに、市場専門家が勝手な理由付けをすることが
 あるので、一般的な専門家のコメントに注意する。入り口を間違えると出口も間違える)


目先では「豊島逸夫の手帖」にも書いてありますが、7月15日の日銀金融政策決定会合

翌日の中国の4-6月GDPが材料になるかもしれない。世界経済の成長は、まだ中国に依存して

いるところがある。このあたりの日程は注意してもよい。

中国の発表は嘘が多い。しかし、それを材料にしてヘッジファンドが仕掛けてくることがある。


日銀金融政策決定会合と関連して


6月18日の日経新聞夕刊


「国債保有 日銀首位に」
「3月末201兆円 保険会社を抜く」とある


縦軸と横軸のメモリを工夫してわかりやすく表示している。


このグラフを見ると背筋が寒くなる。(豊島先生の表現の真似)


日本国債の主な買い手が日銀になっている。タコが自分の足を食べているようなもの。


昔の日記に、最終的には日銀はお札を印刷するしか方法はなくなるだろう

(正確にはコンピューター上の数字を増やす)と書いた記憶がありますが

少しずつ現実になってきている。


いずれ将来「悪いインフレ」が表面化することになる。


ここで、ハイパーインフレになると主張する専門家もいますが、それはないだろう。

戦争でも起きて生産設備が破壊されれば、その可能性も出てくるが、世界戦争はおそらくないと思う。

ハイパーインフレと言っている専門家は間違っているので、注意する。
(吉田繁治氏の本にもこの点くわしい説明がある。)


・・・


先月の6月27日株主総会ピーク以降、海外の子会社などから外貨建て利益送金などがあるので

これは円高要因になる。足元円安にならない理由のひとつになっているかもしれない。

もちろん円安になる需給要因もある。


また、株式投資する場合は、欧米の債券市場の動向にも十分注意したい。
(債券市場を無視して投資する個人投資家もいるようですが、わたしにはそのような勇気はない)


夏相場も需給関係には引き続き注意が必要になるかもしれません。



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