アサヒが500億円上限に自社株買い＆転換社債買い取りも実施

[TAROSSAさん]

アサヒグループホールディングスは、500億円を上限に自社株買いを実施するそうです。

同時に2008年に発行した２本のユーロ円建て新株予約権付社債（転換社債＝ＣＢ）の買い取りを決め、買い取り時に一定数の金庫株を投資家に与えるそうです。

株高を背景にＣＢの株式転換も進んでおり、自社株買いによって市場で増える株式を吸い上げ、１株利益の希薄化を抑えるとのことです。

 

自社株買いの期間は７月９日から10月31日、株数の上限は2000万株で発行済み株式の4.32％に相当するそうです。

取得資金はコマーシャルペーパー（ＣＰ）を含む短期借り入れで賄う計画だそうです。

 

また、あわせて満期がそれぞれ23年、28年のユーロ建てＣＢを買い取ると発表し、買い取りの方法は額面部分を現金で、額面を超えるプレミアム部分は現物株を付与するそうです。

 

現金買い取りの合計額は約478億円で、投資家に付与する株式数は日々の株価によって変動し、４日終値に近い3000円をベースにした場合約700万株となり、金庫株を与えるそうです。

 

ＣＢ買い入れなどに伴い、市場で流通する発行株数が増えて希薄化が進みますが、自社株買いをあわせて実施し、株価へのインパクトを和らげる狙いのようです。

 

希薄化と自社株買いで、株価の増減はチャラですかね。

 

2502：2,949円