まはいさんのブログ
ソフトバンク WILLCOM再生、3億円が558億円の錬金術
今週は持株が708,192円値下りしています。
主力銘柄のソフトバンクの値下りを他の銘柄でカバーできない状況が、年明けから続いています。
時価総額推移 対数25日 ↓ クリックで拡大
グラフは、国内時価総額5兆円以上の企業について、自己株式を調整しています。
縦軸は兆円、2兆円を底とする対数グラフです。
ソフトバンクが続落し、MUFGとほぼ同じ時価総額になりました。
あっさりと順位が入れ替わるようなら対策を練ります。
WILLCOM錬金術
1/28子会社の配当決定に関するお知らせ←リリース・リンク
ウィルコムの利益剰余金555億円を召し上げます。
ついでに資本剰余金3億円も回収して558億円を召し上げますが、この3億円は会社更生計画による出資分の回収と思われます。
平成22年再生計画の骨子←リンク
春先に30億円出資のスキームを提案しましたが、債権者が難渋しているうちに事態は悪化し、10月に3億円に下落して再生計画が認可されました。
今にして見れば、WILLCOMはなんとも安い買い物でした。
第2位株主だったKDDIはウィルコム株式を電波ごと捨てましたが、後悔していることでしょう。
さて、ソフトバンク前期末の連結利益剰余金が7,536億円でしたので、グループとしては1割に満たない規模です。
しかし、ウィルコムは凄まじいV字回復です。
平成21年半期報告書←リンク
提出義務期間の最後の半期報告書では、利益剰余金98億円です。
よって、4年で456億円の利益を積み上げた計算になります。
急速な回復なので級数法で年間利益を概算すると、直近では年間180億円になります。
WILLCOM売却
既報の通りウィルコムをイー・アクセスに売却することが決まっていますので、相当な配当原資が溜まります。
イー・アクセスは電波法対策で議決権比率が50%を下回るように優先株式を発行しているので、売却する前にウィルコムの有り金を抜いたのが今回の配当でしょう。
配当据え置きで株式分割の可能性が見えてきました。
投資方針
ソフトバンクの時価総額の監視を強化しますが、当面は2000株を保有し続け動きません。
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関連銘柄:
ソフトバンクグループ(9984) -
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gasp さん コメントありがとうございます。
私のソフトバンク2000株への平均投資残高は1株あたり1,864円です。
「戦争でも起きない限りソフトバンクでは損しないだろう」という安心感がありますので、呑気に構えています。
ソフトバンクの成長を楽しみにしているので基本的に持株を手放さない積りですが、大きな財産になったので監視しています。