影さんのブログ
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拙者の回想 [3] 上がり続ける株はない
(先週の続き、2年前の回想録でござる)
17年ぶりに株式投資を始めた拙者、当初の半年間は日経平均の上昇勢いがあり、順調に資産を増やしていった。
こうなってくると人間、つい欲が出てしまうもので、雑誌や四季報を見て、東証一部でPER、PBRの割安なバリュー株投資なるものを始めてみた。時は2006年5月、ライブドアショックで新興株は下がり続けていたが、東証一部銘柄は堅調だった。
3銘柄を買ったが、いずれも動きが芳しくない。でも、今までの経験から、株はいつか上がるものだと信じていた。しかし、予想に反して3銘柄とも微妙な上げ下げを繰り返しながら、ズルズル、ズルズルとゆっくり下がっていく。二歩進んで三歩下がるような微妙な動きなので、損切りするタイミングも掴めない。その内、当時¥17,000をつけていた日経平均株価は、¥16,000近辺までずり落ちてきた。仕方なくひとつの銘柄を泣く泣く損切りした。株を始めて以来、初の損失だった。その頃の拙者は騰落レシオも何も知らず、相場の上げ下げ方向すらわかっていなかった。
その後、保有銘柄の損失は膨らみ、日経平均が¥15,000を割り込んだ2006年夏、残った2銘柄をナンピン買いした。拙者にしては大きな勝負だった。この判断は正しく、夏の終わり頃にはプラ転していた。
(おおっ、これは大正解でござった!まさにナンピンに勝るものなし!)
この成功体験は逆に拙者に悪い影響を与えた。下がったらナンピンすれば何とかなると、間違った変な自信を植え付けてしまったのである。
その後、2006年10月のとある日、やはり保有銘柄が下がってきたので、ナンピン買いを入れてみたまさにその日の夕刻、その会社がこともあろうに業績下方修正を発表したのだった。
(つづく)
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僕も下がっていると、ついついナンピンやっちゃいます
割安だ!と思って買った株が下がって、さらに割安になったのだから買うしかないと思っちゃうんですよ
ナンピンして成功した事も有るんですけど
今回の暴落では地獄を見ました(涙)
この経験でナンピン禁止を心に誓った僕でした
影さんの《つづく》もやっぱり・・・
また読みに来ま~す
ご来場賜りかたじけのうござる。ナンピンは難しい。やはり自分で厳密にルール決め(何%下がった時点で1回のみ、さらに下がった損切り等々)をしておくことが肝要かと存じまする。
拙者の回想録は一応週に一回程度で連載予定でござるので、もし宜しければ、是非またおいで下され。
(おいおい、そんなにもったいぶるほどたいそうな話ではないのでは…?汗)
「いつかは、上がるさ~」まさに、今のうさですね*
ナンピンさんは、タイミングが難しいです☆
あまりしませんが、やり方しだいで、どつぼのことも。。。
うさは、かなりナンピンさんには、慎重です!
仰る通り、慎重なのが一番でござる。また、まさにタイミングが肝要と同意致しまする。拙者も、早く取り戻そうと思うと、失敗する可能性が高いように思いまする。
昨年来の拙者秘伝塩漬け(古漬け?)株も、やっとナンピン場面が近づいて参ったようでござる(笑)