kabukabumanさんのブログ
機関投資家の行動様式(株買い円売りで笑いが止まらない)
あくまでも想像の域を超えるものではありませんが
アベノミクス相場第一弾で最も良い思いをしたのは
恐らくリーマンショック以降含み損を抱えていた国内機関投資家ではないでしょうか。
ですから初期のアベノミクス相場で日本株を買い上げたヘッジファンドは
大した利益を得られなかったと思います。
しかし彼らがこのまま引き下がる筈はなく、むしろシナリオ通りの行動と考えるべきでしょう。
何故なら彼らにとって今の日本株は宝の山だからです。
つまりアベノミクスが意識されている限り株価も為替も思惑通りに動かせる土壌がある訳です。
ところで先月、日本のG.W中にヘッジファンドが円売りを仕掛けるという情報が流れ
日記にも書きましたが、結局その様な動きは見られずガゼネタだと思っていました。
しかし5月9日以降円安が加速し、先週末は1ドル103円台に乗せています。
ただ根底に円安に傾きやすい背景があるため、彼らの意思がどの程度影響しているかは解かりませんが
日本株を買って円売りを仕掛ければ容易に持ち株を高値で捌くことが出来ます。
しかも東京市場は実に素直ですから彼らの思惑通りに株価が反応してくれます。
こんな美味しい市場がアベノミクスで盛り上がっている訳ですから
彼らはまだまだ稼げると考えている筈です。
因みに、同じ様な現象が欧州でも起こっており
信用危機がさらに深刻化する中でドイツやイギリス市場も高値を付けています。
株価は常に景気の動向を先取りして動きますが
動き方が過度(or異常)に思える時は大抵見えない力が作用していることが多く
その代表的な例がヘッジファンドの暗躍だと思います。
通常彼らはトレンドの転換点を狙って介入することが多くアベノミクスも例外ではありません。
こう考えると彼らが日本株で稼げると考えているうちは円安がさらに進む可能性が高く
恐らく1ドル110~120円も射程の範囲かも知れません。(迷惑な話ですが)
つまりヘッジファンドや他の機関投資家の行動様式を理解すれば
個人も投資を有利に進めることが出来るということです。
<参考資料>
①https://www.rakuten-sec.co.jp/web/foreign/us/guide/basic9.html
②http://ameblo.jp/evolving-neet/entry-11219669490.html
③http://www.man.offshore-funds.net/about-hedge-fund/hedgefund-methods.html
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kabukabumanさん
こんばんは
さすがに鋭いところを突いていますね。
ヘッジファンドは、いまや裏の金融機関として、その存在は、銀行、証券、生保、年金より強力です。
彼らは儲けのためなら何でもやります。
金融マフィアといってもいいくらいです。
彼らの動きを注意深く見守る必要があります。
これからも情報をお願いいたします。
yuhsanさんコメント有難うございます。
ただの耳年増です。
実を言いますと、私が株式投資に興味を持ったきっかけは
「株は心理戦」というレポートを読んだからなんです。
心理学は数少ない得意分野でしたので(勝手にそう思っていただけですが)
それなら自分に向いているかも知れないと考え投資に首を突っ込んだのですが
早速一年目で挫折しそうになりました。
それまで相場は純粋に多数決で決まるものだと信じ込んでいたのですが
現実は全く違いました。
つまり投資家には株価を動かす機関投資家、その犠牲になる個人投資家
そてその狭間で逞しく生き抜く個人投資家しかないと感じたのです。
タイプが三つしかなければ自分は生き抜く投資家を目指すしかなかった訳で
今思えばその当時は学生時代より遥かに勉強した様な気がします。
因みに自分は耳年増なだけで投資の技術は半人前以下なので
これからもyuhsanさんの日記からいろいろ学ばせて頂きたいと思います。