DRAGON'さんのブログ
米ウォール街、アベノミクスで「日本見直し論」高まる
まぁ連中にとっては儲けのネタ扱いですが。でも、無視されるよりかは良いかと。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130126/fnc13012619450001-n1.htm
世界の金融市場の中心地、米ウォール街で久々に日本経済が注目されている。財政・金融政策による景気底上げを狙う安倍晋三政権の「アベノミクス」に対する関心が強まったためで、日本株や円を売買する動きが自民党が衆議院選挙で勝利した昨年12月から急速に活発化した。ただ、産業育成や市場への過度な政府介入を懸念する声も聞かれ、ウォール街のアベノミクス期待が完全定着するためには、越えるべきハードルも残っている。
「日本株の動向についてどう思いますか?」
ニューヨーク証券アナリスト協会が毎年1月に開催する「今年の相場予想会議」では、参加者から日本投資に関する質問が上がった。ウォール街の証券アナリストが集まるこの会議で日本株が取り上げられたのは、小泉政権下だった2006年以来のことだ。
注目材料は、日本の2%の物価目標や量的緩和策とそれに伴う円安誘導策だ。世界最大規模の米ヘッジファンド、ブリッジウオーター・アソシエイツが昨年12月に上げた収益の稼ぎ頭が円売りや日本株買いといった日本がらみだった。円で資金を調達して海外投資する「キャリートレード」も盛り返している。
米ゴールドマン・サックスなどウォール街を代表する金融機関も、日本株の投資見通しを相次いで上方修正しており、海外勢の日本株買い越し基調を後押ししている。
ここ数年来、ウォール街では「ジャパン・パッシング」(日本素通り)が潮流となり、日本株の担当者が真っ先に人員整理の対象となっていた。だが、今年に入ってからは、日本株の販売担当者を再雇用する動きも散見され始めた。
「日本見直し論」は米国の一般投資家の間にも起きている。為替リスクをヘッジした日本株の上場投資信託(ETF)は過去1カ月で10億ドル(約900億円)超を集め、運用規模がほぼ倍増した。個人投資家を対象とした経済テレビ番組のコマーシャルでは、日の丸がアップに映し出され、日本株ファンドが積極的に広告を打ち始めている。
ただ、フェルドシュタイン米ハーバード大学教授ら著名エコノミストが、アベノミクスの柱をなす円安誘導に警鐘を鳴らしたり、財政出動の効果に懐疑論を掲げる向きが増えてきたのも事実だ。米自動車業界は「円安を通じた近隣窮乏化策」と批判している。
最も批判が強いのが、日本の産業育成政策だ。昨年は官民投資ファンドの産業革新機構を軸とした半導体大手ルネサスエレクトロニクスの救済が政府主導で決まっており、「民間ビジネスのクラウディング(押し出し)効果」を懸念する声が上がっている。
とはいえ、「アベノミクス」がウォール街の関心を日本に引き寄せたのは事実だ。メディアでは日本国債に空売りを仕掛けた投資家が頻繁に紹介される。日本経済への先行きに関しては強弱両論あるとはいえ、今年はウォール街でちょっとした日本ブームが生まれる可能性も出てきた。”
まぁ連中、利に聡いですから。特に円キャリー復活とか連中ウハウハなんじゃないかな。
でも景気が落ち込んでいるよりかは良いです。連中の投資も含めて金の流れが良くなれば企業の資金調達とかもやり易くなるでしょうしね。そして企業業績が良くなれば求人が増えたり、給与が上がって個人消費が増え、景気がまたよくなると言う正の循環が始まる。
今はまだ可能性に過ぎませんが、その可能性が出て来たのは良い事なんじゃないですかね。自分はそう思っています。
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jojuさん、損切り利確名人への道さんへ
こんにちは。コメントありがとうございます。
まぁ言いがかりに関しては、円安によって自分の権益を侵される連中ですからね。どんな政策でも、いや政策だからこそ、全ての人間が利益を受けられる筈は無いですからね。
それに日本は通貨安競争に走っている訳でも有りませんし。国内のデフレ退治、景気拡大に入ったら、たまたま円安になったってだけで政策に言いがかりをつけて来るのはおかしいだろうと。
まぁ自分はそんな感じに思っています。
なんにせよ投機だろうと、この景気的に落ち込んだ日本の起爆剤になるなら大歓迎ですよ。今の日本の景気はあまりに寒い冬の時代ですから。
では、失礼します。
こんばんは
ウォール街系cnbcでは、昨年の11/29の時点のテロップでその兆候が出ていました。どこの国も良く似た事をしていますので、内政としての批判は、出来ても拒絶する事ははできる訳がないのです。JoJuさんも触れていますが政治が軍事に発展する事はありえますが、今回のアベミクスは純粋な経済政策で平和的な手段とし言うまでもなく各国、各人の投資対象として為替、日本株が注目されるのでよほど健全な施策のはずです。私は正直、乗ります。来るべき大相場を期待して。そして個人投資家とし収入を得て経済活動を行い景気を良くします。(笑い)
ゲーム感覚としてのマネーゲームは批判されるという事は、ウォール街(CNBC)もテロップで流しています。良心の呵責として(少し大げさ)。しかし儲けるには努力、研究も必要で国際的に批判、非難は出来ても逆に言えば相互国家間のモラルとして拒絶は出来る訳無いのです。
批判部分は全ていいがかりですね。
インフレ目標は純粋に内政政策だし、米国始め多くの国がやってる。
官民ファンドも民主党の円高政策に対する救済措置であり、前政権が過剰に足を引っ張った分をフォローしてるに過ぎない。
景気回復後もいつまでも官民ファンドから民間資金にシフトしなければ問題だが、今は未だその段階ではない。
まあ、海外で本気で日本批判する向きは少数だと思います。
というか、日本のマスコミが、数少ない海外の金融緩和批判ネタを探し回って、国内向けに大きく報道する例が多いですね、最近。
これは金融緩和抑制的な財務省、日銀の意を受けての動きでしょう。
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ウオール街が日本に興味を示すのは大いに良いことです。
金儲けの行動は、概ね常にプラスサムゲームになるものです(経済は軍事や政治とゲームの特性が真逆)。
ウオール街にも日本にも金儲けになる。
買収でも企業再編でもやってもらったら良いですね。