TAROSSAさんのブログ
自社株買いが不景気で5半期ぶりにマイナスとなる▲26%減
平成24年度上期(4~9月)の日本企業の自社株買い実施額は5098億円と、前年同期比26.2%減少したそうです。
景気の先行きへの不透明感を背景に、5半期ぶりのマイナスとなり、下期(10月~25年3月)に増えなければ、株式市場の低迷に拍車をかける可能性もでてきそうです。
自社株買いは市中に出回る株式の数を減らすことで1株当たりの価値を高めることから、株価を下支えする効果があり、6月にディー・エヌ・エー(DeNA)が上限1400万株(200億円)の自社株買いを発表すると、同社の株価は12.3%上昇したそうです。
9月にNTTが上限4200万株(1500億円)の実施を発表した翌日の株価は前日を7.1%上回ったそうです。
野村証券は平成24年度の自社株買い実施額を約1兆8千億円と予想し、平成23年度実績の約1兆6300億円を上回るとみているそうです。
下期には政府が日本たばこ産業(JT)株を売却する見通しで、2500億円程度の自社株取得枠設定を検討しており、実現すれば全体の実施額を押し上げるようです。
自社株買いの発表後は株価が上がることが多いようですが、その後の動きをチェックして買うかどうか決めた方が良さそうですね。
2432:2,498円、 9432:3,650円、 2914:2,294円、