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読売こころ塾-ゲストは新井 満氏

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 昨日、山折哲雄先生の「読売こころ塾」が大阪市中央区にある大槻能楽堂でありました。ゲストは「千の風になって」の作曲者であり、詩の翻訳者でもある新井満氏。この塾は出席するたびに何か気持ちが豊かになるというか、心が慰められるというか、何かしら心にいい影響を与えてくれます。


 ここまで書いてきて、やっぱり「千の風になって」の歌詞は書いておかなければならないと思い、念のため新井氏のウェブサイトに行くと、下記の注意書きがありましたので止めます。
■歌詞の転載をされる方へ■
  営利/非営利にかかわらずJASRACに許可をいただいて下さい。
  個人の趣味のウェブサイト等非商用配信であっても、 JASRACの許諾および使用料規程に基づく使用料の支払いが必要となります。

 本を買って持っている個人が、非営利のウエブにその歌詞を書いてもJASRACの許諾と使用料の支払いが必要という強い規制は、書く意欲を失わせるに十分でした。嫌な規制ですね。特に英語の原詩の作者は不詳(多分墓の中)なのですから、なおさら不愉快に感じました。原詩のみ書きます。



A THOUSAND WINDS  作者不詳

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.

 こころ塾のことをいろいろ書きたかったのですが、またの機会に譲ります。読者の皆さん、ごめんなさい。


 蛇足
 詩が墓の中の死者からのメッセージであるところはユニークです。でも、例がないわけではない。大昔のローマ人が作った墓碑銘に前例があるのです。
『余は汝がいずれなるであろうところのものにして、かつては、汝が今かくあるところのものなりき』(Sum quod eris, fui quod sis.)
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