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中国共産党の次期指導部人事

中国次期指導部人事めぐり胡主席の側近起用案が相次ぎとん挫

[北京 4日 ロイター] 中国共産党の次期指導部人事をめぐり、側近の要職抜擢を模索する胡錦濤主席の思惑が相次いでとん挫していることが、関係筋の話で4日明らかになった。次期トップが内定している習近平国家副主席にとっては、胡主席の息のかかった側近が政権中枢から外れることで、政権内での影響力強化につながるとみられている。


関係筋によると、胡主席は側近である胡春華・内モンゴル(内蒙古)自治区党委員会書記を中央政治局常務委員会の委員に起用したい意向だったが、党幹部からの反対に遭い、党規違反で重慶市トップを解任された薄熙来氏の後任に充てる公算が大きくなっている。


胡春華氏は、習副主席の後を継ぐ有力候補と目されている人物。


週末には、胡主席に近い幹部の子息が、高級スポーツカーを運転中に事故を起こしたことから、同幹部が降格されたことが明らかになっている。


事故を起こしたのは共産党中央委員会の令計画委員の子息で、同委員は週末に要職の中央弁公庁主任の地位から降格となった。


事故では死者が出ているとされており、党エリートの子息による事故というスキャンダルは、ネット上で多くの憶測を呼んでいるという。


胡春華氏が実際に重慶市トップに横滑りすれば、胡主席の当初の目論見が外れることになる。


関係筋の1人は「胡主席の敗北は、習副主席の勝利」とし、習副主席を取り巻く環境が改善しているとの見方を示した。

中国経済の減速が鮮明となる中、政府には成長押し上げと社会改革実施への圧力が高まっており、胡主席の慎重路線を踏襲する側近が政権中枢に入れば、習副主席の政権運営をより難しくする恐れがある。


そのため今回の動きは、党内の合意形成過程で、習副主席の影響力が増している兆候とも受け止められる。


ただ、中央政治局常務委員会の陣営も含め、指導部人事は、依然として流動的な情勢とみられている。


関係筋によると、胡主席は胡春華氏の人事について、金融の中心である上海市の党書記に起用したい意向。重慶市トップよりも名誉あるポストとされるためだが、その見込みも低下しているという。

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