坂本彰さんのブログ
配当と株価の関係
最近、高配当株の株価を見ていて思うことは、市況が悪く
なっても配当利回りが5%近くになると下げ止まる傾向が
あると感じます。
5%近くになると上場企業の高配当ランキングでも上位に
入ってくるため、スクリーニングなどでも目立ち、多くの
投資家から注目されるようになります。
機関投資家も配当に注目していますし、企業側も答える
ように最近は増配に力を入れていますね。
個人投資家からの要望も高く、企業側もきちんと答えられる
企業は力もあると言い換えられます。
今後もこの傾向は高くなっていくはずです。
JTや武田薬品の配当策は世間からの注目度は大きく
株価も上がりきっているような感じもありますが、それ
以外にも配当利回りが高い優良株はあります。
増配傾向の会社を見つけることは過去の配当金推移で
チェックできます。
今後、増配が続くかどうかは、各企業が方針として打ち
出している配当性向に注目です。
一株利益に比べて配当性向が例年以下になっている会社は
今後、増配を発表するでしょう。
一昔前なら配当を購入株選びの判断に考慮することは
ありませんでしたが近年は利益の一部を配当に還元する
会社が驚くほど増えています。
その一方で配当に無頓着な会社は株価が乱高下しやすく
業績や市況の悪化材料一つで急落していきます。
読者様も、急成長株にポートフォリオの大半を回さず、
一部を高配当株に投資してみることをお薦めいたします。
長い目で見ていけば、まずまずの結果となるはずです。