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ユーロ圏チキンレースと合理的政策へのシフト

 

 スペインの失業率は約25%、かつマイナス成長、かつ成長率が下方修正されている。

 今の緊縮財政策、金融政策で2013プラス成長化、不良債権累増傾向が止まるか否かは疑問。

 

 ギリシャのユーロ離脱が起きれば、状況は更に悪くなるでしょう。

 これはドイツや米国(CDS経由、スペイン経由中南米混乱により)の金融に少なからぬ痛手を与える可能性大。

 

 だから、ギリシャ、ドイツ・ECB双方でブラフをかまし合っても、最終的にはギリシャのユーロ離脱を押しとどめる動きが、ドイツ・ECBから出る可能性が高い。

 

 欧州混乱、条件闘争が時々行われつつ、ユーロ圏の経済政策は合理的なもの(金融緩和と緊縮財政緩和もしくは財政支援(漸次デフォルト))に少しずつ変わっていくのでしょう、たぶん

 PIIGSにとっての十二分な金融緩和、財政中立が、景気本格回復までは最も合理的政策です。

 

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 ギリシャ離脱となった場合は、大きな混乱が起きます、当然ながら。

 チキンレースが続いている間は、この可能性も少なからず考慮する必要があるかもです。

 

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 ユーロ圏が合理的政策を取ることもさることながら、世界第三位の経済大国である日本が普通の金融政策を取ることも、世界経済にとっては非常に重要です。

 

 日本が円高デフレ政策を止め、国内景気を活性化させれば、世界経済はもっと明るくなるでしょう

 

 世界の疫病神、日銀。 

 国民と世界に多大な迷惑をかけつつ、円高デフレ政策=財政悪化=増税強要にひた走る財務省(とそれをバックアップする大新聞、テレビ局)。

 

 次期日銀総裁に武藤氏(財務省OB)やら勝財務次官の名前が挙がっているのは、悪い冗談としか思えない(消費税20%超路線)

 

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