ＮＹ株、１カ月ぶり安値 金融大手の巨額損失で

[arama-さん]

　【ニューヨーク共同】１１日のニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均は反落し、前日比３４・４４ドル安の１万２８２０・６０ドルで取引を終えた。米金融大手の巨額損失を嫌気して、４月１１日以来１カ月ぶりの安値となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は０・１８ポイント高の２９３３・８２。

　前日に２０億ドル（約１６００億円）の評価損を発表した金融大手ＪＰモルガン・チェースが９％余り下落。金融規制強化への警戒感から、シティグループやモルガン・スタンレーなど金融株が軒並み下げた。

　スペインの不良債権問題やギリシャの政局混迷も引き続き相場の重荷になった。