arama-さんのブログ
放流トラフグ66センチに成長
【写真説明】過去最大級の放流トラフグ(9日、県水産研究センター内海研究部)
山陽小野田市沖の瀬戸内海で、山口県が放流したものでは過去最大級のメスのトラフグが捕獲された。県水産研究センター内海研究部(山口市)が9日発表した。
体長66センチ、幅22センチ、重さ6・1キログラム。放流の目印の焼き印が背中にある。推定10歳。2001~03年度に放流された個体の一つとみられ、刺身にすると30人前はあるという。
山陽小野田市沖の瀬戸内海で定置網に掛かっているのが7日に見つかり、連絡を受けた内海研究部が引き取った。今後、解剖して詳しく調べる。県は01~10年度に体長約7センチの稚魚を約56万匹放流している。
トラフグの寿命は約10年といい、研究部の天野千絵専門研究員は「長期間、捕獲されずに育ち、メスがここまで育つのは極めて珍しい。これまでにたくさん産卵したと思う」と驚いていた。