arama-さんのブログ
マツダ、2013年は黒字を予想
マツダは27日、超円高や欧州での販売不振から、純損失が1077億3300万円に上った2012年3月期決算を発表した。4年連続の最終赤字で、純損失は過去2番目の大きさ。今期は新型車を軸に中国や国内で販売を増やし、5年ぶりの黒字となる純利益100億円を予想する。
子会社の株や土地など資産の売却も進め、財務面の改善を急ぐ方針。東京で会見した山内孝社長は、「マツダの再生と強化へ向け、構造改革プランを実行する」と強調した。
12年3月期の売上高は2兆330億5800万円で12・6%減。自動車大手8社のうち、最終赤字はマツダだけの見通し。
今期の世界販売は134万台と前年より7・5%増を計画。最重要視する中国で14・5%増の25万5千台、北米は4・9%増の39万台を見込む。日本もエコカー補助金の復活などで9・5%増の22万5千台を想定する。
国内生産は8・7%増の92万台を計画。好調な新型スポーツタイプ多目的車(SUV)CX―5など新型車を軸に収益のアップを図る。売上高は2兆2000億円と2年ぶりの増収を予想する。
経営合理化の一環で、工作機械製造の子会社トーヨーエイテック(広島市南区)の株式の50%以上を伊藤忠商事(東京)に売却する。また、本社地区(広島市南区)にある子会社の工場や体育館などの土地計約47万平方メートルをいったん100億円超で売り、リース方式で使う。