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三井化学 業務上過失致死傷容疑で工場の家宅捜索に

過酸化物が爆発か 三井化学事故、36時間後に鎮火

 山口県和木町の三井化学岩国大竹工場プラント爆発事故で、三井化学は23日、タイヤの接着剤原料を作る過程で生成されるハイドロパーオキサイドという過酸化物が爆発を招いたとの見方を示した。原茂執行役員工場長が会見で明らかにした。爆発に伴う火災は発生から約36時間後の23日午後2時31分にようやく鎮火した。

 原工場長によると、過酸化物は極めて引火しやすい液体で、条件が整えば4度で引火するという。原料の化合物メタ・ジ・イソプロピルベンゼンは着火後に爆発する恐れはあるが、その可能性は低いといい、原工場長は「幅広い原因を考え予断は持たないが(過酸化物が爆発の)主原因とみられる」とした。

 一方、山口県警捜査1課と岩国署は同日、業務上過失致死傷容疑で工場の家宅捜索に着手。捜索で安全管理を記した書類などの資料約50点を工場事務所から押収した。

 県警は亡くなった同社社員砂川翔太さん(22)=和木町=の死因を化学薬品中毒と断定。爆発で飛び散った薬品を浴び、吸い込んだとみている。

 24日午前には爆発があったタイヤ接着剤の原料などを製造するレゾルシンプラントを中心に現場検証する。

 山口労働局も労働安全衛生法などに基づき関係者から聴取を始めた。岩国労働基準監督署もプラントの緊急停止作業をしていた当時の状況を調べている。

 爆発に伴う被害は、478件に拡大。大竹市が18件増えて109件、岩国市は2件増の150件。廿日市市でも新たに1件が確認された。

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