景気判断、４か月連続据え置き

[arama-さん]

　政府は２月の月例経済報告で、景気の基調判断を４か月続けて据え置きました。

　２月の月例経済報告では景気の判断について「依然として厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している」として、４か月連続で据え置きました。

　自動車販売が好調なことや、補正予算の効果で個人消費と公共投資が上方修正された一方、資材や労働者不足の影響で住宅建設が下方修正となりました。

　また、先行きについては「復興需要などを背景に持ち直しの傾向ではあるが、欧州の債務危機など海外経済の下振れリスクが存在している」と指摘しています。

　「欧州の政府債務危機等による先行きリスクを踏まえ、景気下振れの回避に万全を期す」（古川元久 経済財政相）

　古川経済財政担当大臣は、このように述べたほか、「日銀と認識を共有して緩やかな物価上昇を目指していくことがデフレ脱却へつながる」という考えを表しました。（16日19:18）