横浜77さんのブログ
「帰省する国」へ。
渡り鳥が見あたりません。
アジアの大陸から見ると、日本列島は外周か堤防のように見えますから(茨木のり子氏)、
渡り鳥から見れば、福島も横浜も同じ放射能汚染かもしれません。
日本の方から見ると、アジアの国々はずいぶん異質で、
西欧諸国の方が同質といわれましたが(梅棹忠夫「文明の生態史観」)、
近年は近代化・民主化が急テンポで進み、同質化が進んでいるようです。
日本企業のアジア立地が立証しているでしょう。
ドル安・ユーロ安が続いていますが、5年10年で考える必要がありそうです。
アメリカ、EUとも、内部問題に忙しく、日本はレーダー網に入っていません。
G20の会議でも、円高問題は協調どころか、議題に乗せることも困難でした。
アメリカは80年代、90年代のドル高期に、
製造業は空洞化しましたが、ソフト化・マネー強国化を進め、
とくにマネー強国は世紀末頃に、アメリカの「一人勝ち」を実現しました。
日本も製造業の海外展開を進めるでしょうが、
ソフト化はともかく、マネー強国は無理で、
若者は海外進出するでしょう。
日本は、年寄りが待つ、帰省をする国になっていきそうです。