はるるっぴさんのブログ
インフレの予感と気づく人たち
素人のひとりごと日記です。
先日、宝くじをひさしぶりに買った。
感じの良さそうな売場の人に
「宝くじ売れていますか?」と聞くと
「ジャンボ(宝くじ)とロト6は、売れていますけどねぇ~」
「全体的には、売れていませんねぇ~」
「宝くじは、景気の悪いときは、売れるのですけど
悪すぎると売れないです。」(・。・)
と言っていた。
なるほど・・・
さて
家庭の主婦とお話をしても
日々の生活に必要なモノ(節約できないもの)は
値段が高くなっていると聞く。
(値段が変わらなくても、中味が少なくなっているモノもある。)
前回の日記で書いた有名な吉田 繁治氏の著書を読んで理解できた人は
今起きていることを少し理解できたと思う。
(いろいろな考え方があると思います。)
○信用不安について
ペーパーマネーの価値は、発行体の信用になる。
信用がなくなると不安になってくる。
CDSと名のつく特異なツールによって天文学的な信用創造がされていた。
以前、美術館にいったとき、係の人が美術品を紹介するときに
「このお値段は天文学的なお値段になります~」と紹介された。
その表現を思い出す。
そのバブル崩壊は、結果としてインフレになりやすい。
良いインフレではなく、通貨の価値が薄まることによる
悪いインフレになりやすい。
少しずつ、気づいてきた人が増えてきたと思う。
以前、ご紹介した金(ゴールド)の専門家、豊島逸夫氏の日記でも
金(ゴールド)に対して興味を持つ人の層が変わってきたと解説されていたと思う。
なるほど・・・
と思う。
また、インフレによって株価が上昇するかどうかと言うと
「良いインフレ」だと株価は上昇することが多いです。
「悪いインフレ」だと金融緩和政策とも関係し予想するのが難しくなる。
今では、世界中から高い評価を受けている
NY大学ルービニ教授の本のタイトル
「大いなる不安定」が妥当な表現だと思う。
ルービニ教授の発言は、今後も参考にすべきと思う。(個人的な考え)
○This Time is DIFFERENT
著明なハーバート大教授
国際金融の権威でもあるケネス・S・ロゴフ氏の本
タイトルは、直訳すると「今回は違う」
本の内容は「今回も同じ」
(くわしくは、専門家へ)
日本語タイトルは
「国家は破産する-金融危機の800年」(日経BP社)
このようなタイトルの本が売れていると言うことは
今起きていることに気づいている人が増えていることかもしれません。
○投資の軸
このような不安定なマーケットのとき
長期投資家は、何か投資の軸になるもがないと
マーケットを理解することは難しいかもしれません。
私の場合は、金(ゴールド)を軸にマーケットを観察するときがある。
変動するドル建て金(ゴールド)価格を基準にして
MSCI Japan Index (ドル建て)を比較すると
違う景色も見えてくる。
日本株式市場は、外国人によって制空権を支配されているので
外国人の視点でマーケットを観察することも必要に思う。
長期⇒中期⇒短期のチャートの順番で見るのが基本でしょう。
○心構え
投資には、心構えが大切に思う。
「儲けよう、儲けよう」と強く思うと
冷静な判断を誤ることがある。
不透明な時代だからこそ
慎重に投資をしたいと思う。
「わたしは、プロですよ~」と自信のある投資家は別です。
○漠然とした不安が見えてくる年
日本の財政状況が厳しいことは
多くの人は、漠然とわかっている。
難しい話を得意とする専門家によって、よくわからなくなっていた
日本の巨額になる政府債務の実態が、少しずつ見えてくると思う。
○想定外のこと
予想できることは起きる。
なぜならば、予想もできないことが起きるからです。
サイバー攻撃
ウイルス攻撃
(日本の歴史では「悪魔の飽食」がある。)
中国の景気減速
地質学的な問題
広く地政学的な問題
エネルギー問題
リーマンショックの再来
(足元、その不安もあり株価は軟調になっている。)
さらなる金融緩和
(株価上昇要因になりやすい。)
など容易に予想できることは起きるかもしれません。
起きないかもしれません。
また、明るい話題も増えてほしいものです。
株式とは関係ありませんが
タイトルに興味を持って
買って読むと結構おもしろい本がありました。
「成功する人は、缶コーヒーを飲まない」
姫野 友美著
缶コーヒーを飲むのを我慢して
長期投資をしたいと思う。