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投資コストの削減-いい古されたテーマですが

儲からなくなったとき、考えることは投資コストです。企業は売り上げの伸びが止まったら、コストダウンにいっそう力を入れます。ところが個人は、売り上げを伸ばそうとばかりして、コストに目をやる人は少ないようです。でも、隠れたコストがあるかもしれません。無駄をなくせば、その分儲けを増やすことができます。売買で儲けるよりずっと確実です。


株式投資のコストといえば、手数料、金利、保管料と税金といった売買に直接かかる費用と、電話料、コンピューター関連費用、情報料など間接的な費用とがあります。コストの大きいものから順番に並べてみましょう。


最近は個人の証券取引の90%はネット経由といわれています。ネット証券の売買手数料は、証券マンを通じて取引するときよりもかなり割安に設定されていますが、それでも証券会社により若干の差があります。売買機会の多い場合には、その差も馬鹿にできません。特に信用取引のコストについては、手数料、金利、売り立ての際の費用など、一度チェックしてみる必要はありそうです。コスト要因が自分の投資方法に由来する場合には、その方法を改善することで削減が計れます。


とはいっても、よりコストの安い証券会社に乗り換えることを勧めるつもりはありません。コストが高い会社には、投資情報、ネット画面の使い勝手、情報伝達のスピードといったメリット以外に、セキュリティーの面でも安心感があります。


株券を預ける場合の保管料は、最近では無料とするネット証券がほとんどです。その際のセキュリティーはどうでしょうか。預け入れの株券はすべて、証券会社を通じて証券保管機構に分別保管されるので、万が一の際にも安全だと、証券会社はいっています。ただ、証券会社が破綻した際に、勝手に持ち出され処分されたら一巻の終わりです。


最近、ネットを利用して銀行の預金を引き出す詐欺の話をよく聞きますが、証券事故は大丈夫でしょうか。ネット取引の場合通常、口座番号、ログインパスワード、取引実行パスワードと3重の壁で取引が保護されているうえ、4日目受け渡しと代金の銀行送金がルール化されているため、預けた金銭や証券が詐欺行為で事故に合うことは考えにくいとされています。


でも、金額が大きいことや、日夜悪いことばかりを考えている頭のいいやつがいることを考えれば、絶対安全とはいえません。現に私も、口座番号、ログインパスワード、取引実行パスワードを利用して、預けた株券を巧妙に盗み出す方法を聞いたことがあります。


銀行預金には、国から1,000万円の保証(ペイオフ)があるように証券会社の破綻に備えて、投資者保護基金から1,000万円を限度として補償されるようにはなっていますが、十分とはいえません。証券会社を選ぶときは、手数料の安さばかりでなく、その会社の資産状況をよく確認することが必要です。


売買に直接かかる費用の削減に、最も効果のあるのが税金です。株式にかかわる税金としては、売買の儲けに掛かる「株式譲渡益課税」と、配当金の利子に掛かる「配当課税」です。詳細は省きますが、2010年の申告から導入された株式譲渡損失を配当金の源泉徴収分で相殺できる制度は、一度検討してみる価値は十分あります。


間接的に発生する費用については、支出額が大きい情報関連の費用を、費用対効果という点で取捨選択してみてはどうでしょうか。株式投資に必要な情報は、ネットを通じてほとんど取得できる時代になったにもかかわらず、新聞、雑誌、TV、ケーブルテレビ、携帯電話、投資顧問といった多くの情報源に頼る習慣は変わりません。私は、新聞、雑誌は図書館で読み、ネット利用、固定電話、NHK、ケーブルテレビ、携帯電話に関する費用を月額1万円前後に納めるように努めています。


まったくしんどい話ばかり・・・。昔、株の儲けをドル札でテレビ塔の上から撒いた人がいましたが、そんな時代はもうこないのでしょうか。

 


 

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