はるるっぴさんのブログ
アメリカ商業銀行の危機
素人のひとりごと日記です。
(間違いもあります。くわしくは責任のある立場の専門家へ)
(今日明日起きることを書いていません。)
今月、いままで世界に行った人たちの話をくわしく聞いたり
最近、海外に行った人たちの話を聞いた。
昔の東ヨーロッパの国々(含む当時の東ベルリン)
そして
モナコやカンヌ、ベルギー、マルタなど
南アメリカではメキシコ、ペルー、ボリビアなど
アジアでは、ブータン王国(通称ブータン)など
最近行った人の話では
やはり韓国が多い
フィリピンのセブ島
オーストラリアのアデレードなど
昔話になるが、旧東ドイツの東ベルリンでは、当時西側の人でも食事できた
最高級のレストランの話を教えてもらった。
フォークで切るのがとても大変なくらいかたいお肉を食べたと聞く。
それでも庶民が食べることのできない最高級料理だったとか。(・。・)!
肌感覚では、当時の西ベルリンと東ベルリンの経済格差は100倍くらいに感じたらしい。
(もちろん正確な数字は違うと思う。)
(1989年ベルリンの壁崩壊なので、その前のお話)
西ドイツと東ドイツが一緒になった
勤勉な国民性のドイツは、今でもいろいろあると思う。
昔話から、現在になって、最近訪問された話からひとつ
フィリピンのセブ島では、治安も衛生も悪く
ぼったくりは当たり前らしく
(>_<)
タクシーには乗る前に自分で値段交渉するそうです。
でもいろいろ経験できてよかったらしい。(^.^)
(人により感想は、異なるでしょう。)
世界に訪問した人たちの話を聞くと勉強になることが多い。
もちろん自分が行くともっとわかる。
しかし、今から昔の東ベルリンに行くことはできないので聞くしかない。
さて
世界の市場関係者は、来月9月20日のFOMCにも注目している。
Fedが追加の緩和に踏み込む可能性を今のところ否定はできない。
今回の世界金融危機を警鐘されたハーバード大学のケネス・ロゴフ教授も
QE3の可能性はあるとされている経済ニュースを見た。
(もちろん、どうなるかわからない。)
いろいろな見方があります。
QE3の話がでるほど、アメリカの商業銀行が危機的な状況にあると
一面推察することもできる。
リーマン・ショックのときに問題になったシティグループの他にも
不安定な商業銀行がある。
8月16日日経新聞夕刊より
バンカメ
財務改善へ事業整理
(リストラをすすめている。)
翌日の日経新聞でも
検証金融新規制
25兆円の資本増強圧力
巨大銀(行)、資産圧縮急ぐ
とある。
バンカメ(BofA)の足元の株価の調整もキツイ。
膨大な空売りも飲み込んでいると思える。
ヨーロッパの銀行も困っているがアメリカの銀行も心配な状況になっている。
日本のメガバンクも中核的自己資本から優先株式が除かれると
(日本の銀行に対するいじめ。世界でもいじめがある。)厳しい。
田中宇氏
(ユダヤ資本の考え方でも他にアメリカの
有名な論者はいますが、紹介できるのはここまで)
バンカメが危ないのではと警鐘されている。
バンカメ(バンク・オブ・アメリカ)は、アメリカの巨大銀行で
1000社以上の取引先がある。
リーマン・ショックの時に、バンカメはメリルリンチを買収したが
そのメリルリンチの不良債権化した証券化商品
(N証券の方は毒まんじゅうと言っていた。)をケイマン諸島のなどの
タックス・ヘイヴンに保管している可能性もある。
(住宅価格や商業用不動産価格の下落が続いているので、ないとは断定できない。)
万が一、巨大なアメリカの商業銀行が引っくり返ると
リーマン・ショックどころではないパニックになる。
このあたりの不安もあり、長期投資家は
社会に貢献している優良企業の株式が割安に放置されているのに
本格的な買い出動ができない一面もある。
{中国の政府系ファンドSWFが日本株(技術力が高い企業など)を静かに
買っていることは以前から聞いている。}
QE3の匂いがするとリスク資産は上昇するかもしれないが
アメリカ商業銀行の不安が解消されないと
NY株は上昇しても、経済は本格的に回復しない。
ベアー・スターンズからリーマン・ショックになった。
同様に、投資銀行から商業銀行の危機になる不安もある。
ソブリン・リスクの顕在化によって
財政出動をするといったオプションは、もうできなくなっている。
紙幣をたくさん印刷したために(正確には、コンピュター上の数字)
国債の信用が揺らいでいる。
残された手段は、金融緩和頼みになるが、相当限界を超えていると思う。
一部には、資本主義経済では紛争は、必要悪とする考え方もある。
市場がなくなると紛争が起きやすいので注意を要する。
(歴史を勉強すれば、ある程度理解できる人もいる。)
(平和な世界を願いたい。)
QE3への期待とその副作用に加え
ファニーメイ・フレディマック(その規模は、昔の日本の住専と次元が違う)の
実質破たんとアメリカの商業銀行の不安もあり
引き続き、株価は不安定な動きをすると思う。
ひとつわかることは、通貨の価値が薄くなっているので
インフレになる可能性が高い。(特に生活必需品、円安になれば輸入品)
専門家などでは、「円高になれば大変です。」いった論調が多い。
確かに、いきすぎた円高は困りますが
いきすぎた円安は、もっと困る。
円安になれば儲かりますよ~などと
証券会社の見学に行くと聞くこともあるが
何が起きるか?
そのときになれば、単なる物知り博士の専門家もわかるだろう。
たとえば、今の節電レベルは、もっと厳しくなる。
円高でもない、円安でもない
心地よい水準がよい。
それ以前の問題もいろいろあるが
なるべく前向きに考えたい。
コップ半分の水でも
これだけしかないと思うのと
半分もあると思うのと
同じコップ半分の水でも
違って見える。
半分もあると考えたい。
(個人的な考え)
いずれにせよ、ブレトン・ウッズ協定から続いてきた
戦後の米ドルを中心とした国際通貨システムが崩壊し
新しい世界の通貨制度を模索することになるだろう。
歴史の転換点に来ていることを再認識したい。
(前回の日記と同じ文章)
長期投資では
ファンダメンタルズはもちろん
歴史を学ぶこと
人間心理を読むこと
細かいことを書くとヨーロッパにおける
爵位の勉強も必要になるかもしれない。
・・・
桂 三枝さんの言葉で印象に残っている。
人間は複雑な動物です・・・
歴史は繰り返す、と言う意味では
日本で起きたことが、欧州で起きても
何ら不思議ではない・・・と言うことになりますね。
仰せごもっともです。