21日の東京株式市場は、EUサミットや米債務上限引き上げ議論を
様子見するムードで、日経平均は前日終値近くで揉み合いました。
前日の米国株が軟調だったことで利益確定売りが強まりそうでしたが、
底堅く推移して小幅続伸
日経平均は10,010.39円4.49高
NY市場はダウ平均が反発して大幅上昇。
良好な企業決算や、米債務上限引き上げに関する進展を好感、
またEUサミットでのギリシャ支援合意も好感されて終日堅調に推移しました。
ダウ平均は12,724.41ドル152.50高
為替は一層のドル安。雇用関連指標の内容が嫌気されるなどして売られ、
ドル円は一時78.3円台まで下落。ユーロは欧州債務問題の進展が期待されて
上昇しました。
ドル円は78.54円ほど
ユーロ円は113.25円ほど
前日の米国株上昇と、欧州財政問題の進展で外部環境は改善しており、
買い優勢となることが見込まれますが、円高が進行していることが
嫌気されるでしょう。
日銀による介入可能性もありますが、急激な円高ではないため現実性は低め