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☆株式投資の勘違い⑦(才能とスキル)

良く投資の才能があるとか投資のセンスが無いなどと言いますが、投資の才能とは何でしょう。
確かに相場観に長けていたり決断力が早かったり

或いは閃きの鋭い人などは才能に恵まれているように思えます。
しかし相場観は経験によって育まれるものですから

経済に強い関心を持ち、投資経験を積むことである程度養われます。
また閃きは積み重ねた経験を脳に記憶させることによって示現するものですから
誰でも多くの経験を積み、その経験を記録(インプット)して置けば必ず身に付く能力です。
決断力も同様で、常にスピードを意識して場数を踏めばある程度改善されますし
弱ければ弱いなりにトレードのマニュアル化によって補完することが可能です。

つまり投資に絶対必要なのはスキルであって、才能(センス)ではないということです。

例えば投資で失敗が続くと、自分には投資の才能が無いなどと思いがちですが

実際には幾つかの理由(①~④)でスキルの習得を怠っているだけなのです。
①スキルの向上に関心が無い 
②どの様なスキルを身に付ければ良いのか解からない
③自分にどの様なスキルが欠けているのか解からない
④スキルを身に付ける方法が解からない

この中で①は論外です。努力しない人が生き残れるほど投資の世界は甘くありません。
②は日記【40】でも触れましたが

一般的に必要とされる投資のスキルはNET上でも沢山紹介されています。
③は自分の性格分析から弱みだと感じる部分と

実際のトレードでうまく行かない事象を考え合わせれば自ずと見えて来るものです。

④に関しては投資に必要なスキルと自分の弱みが解かれば、それぞれに対処法があります。
例えば政治経済に疎い、決断力が鈍い、判断が遅い、熱くなりやすい

同じ失敗を繰り返す、リスクを嫌う、情報の間口が狭い、金銭感覚がドンブリ

チャート分析やファンダ分析が苦手、向上心が無い・・・・・等は全て投資家としては弱みです。

しかしこの中にはチャートやファンダ分析のように勉強することで解決出来るものもあります。
また決断力や判断力はケース・スタディという捉えで

場数を踏みながら個々の事例を記録・検証することで強化出来ます。
さらに感情がトレードの邪魔をする場合は、ケースごとの対処法をマニュアル化することで感情が極力排除され
その結果、性格的な弱点をカバーすることが可能です。

つまり自分の弱点を改善したい、投資のスキルを身に付けたいという意志が

投資家の力量を決めるのだと思います。

<point>
投資家にとって必要なのは才能(センス)ではなくスキルです。
投資家としてスタートラインに立った最初の頃は、センスの差が現れることはありますが
最終的には努力して、より多くのスキルを身に付けた人が勝者になれるのだと思います。
ですから自ら投資に向いていないと思う人でも決して悲観する必要はありません。
逆に努力せずに成果を上げている人は怪我をしないうちにスキルの向上に努めましょう。
努力は必ず成果に繋がります!

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